映画「山猫」のワイン

こんばんは~つくば市並木ショッピングセンターにあるコーヒー屋
フレスタプラス@あらの珈琲 焙煎人荒野です。

昨夜は超~クローズドな「秘密のワイン会」が開催されました。
テーマは映画「山猫」に関連する「ドンナフガータ」というワイナリーの
3アイテム。








まず1本目は瓶内二次発酵された辛口の泡。
きめ細やかな泡が活き活きとしてて、果実味の微かな甘み、ほんとわずか
なのでドライです。 甘くなりそうでならないバランス。憎いね~。








2本目は白「アンシリア」
カラダットとアンソニカという思いっきり土着品種のワイン。
ミネラル感もあってずっ~~と飲んでいられるバランスの
良いワイン。 このワイナリートップセールスワインだけあるね。









3本目は赤「タンクレディ」
映画「山猫」にも登場した青年の名前を商品名にしたらしく
アランドロンが演じてたとか。


シチリアの文化に別の西洋文化を取り入れたという当時の
シチリアを意味したセパージュです。カベルネソーヴィニヨンという
世界的品種に土着のネロダーヴォラをブレンド。


開けたては樽の効いたまさにカベルネぽさ全開ですが
ものの数分経過した途端・・・・・・厚みある果実味が
シチリアが全面にアピールしだします。


飲みごたえあるワインです。


しかし焙煎人荒野この赤を開ける頃にはかなり
ヤラれてしまって、、、、グダグダになっていた様子。。。








わざわざこのワインを僕に飲ませてくれる為だけに
つくばまで来てくれた髙橋伯爵?公爵? 


途中で壊れてしまってすみません。






ワイナリーの名前はDONNAFUGATA。
ドンナフガータとは、「逃げた女」という意味
意味深な名前ですが・・実はこんな由来があるのです。
この「女性」とはハプスグルグ家のマリア・カローリナ王妃
のことで。ブルボン家のフェルディナンド4世の妻である彼女は
ナポレオン軍の襲来を恐れて、ナポリ宮廷からシチリア
のサンタ・マルゲリータ・ベリチェの宮殿に逃避します。


シチリア貴族の公爵、ジュセッペ・トンマージ・ディ・ランペ
ドゥーサが書いた「山猫」の中でドンナフガータ
という名の宮殿はサリーナ王の所有地にあるとつづられて
いて、現在はドンナフガータ(ワイナリー)のブドウ畑が
この地に広がっていることに由来します。

ワインのラベルも「山猫」に関するものなど「女性」を
モチーフにしたものがほとんどです。どれもテーマがあり
素敵ですね~




もともと安酒のアルサラ酒を大量に造っていたが
量より質のシチリアワインの考えを覆し、既存の畑を売却し
別のワイン畑を買いなおしワインづくりを再スタートし

現在のスタイルになったワイナリーとか。シチリアワインを語る上で
このドンナフガータと山猫は切っても切り離せないらしいです。



こんなシチリアの歴史、文化を聞きながら飲むシチリアワイン。


次回は2/8 青山のシチリアンレストランです。

体調を整えて臨まねば、、、、