スペシャルその1

今回のスペシャル企画
トスカーナ・サンジョベーゼ3種飲み比べ


まずはこの人が造るワインです。



ナポリ生まれのジャンパオロ・モッタ氏




ナポリ出身の彼は
1989年に家族が経営していた革のビジネスを辞めて、
彼自身の夢であったワイン造りへの道へと進みます。


著名なキアンティ・クラシコの2つの生産者の下で
修行を積んだ後、ボルドーへも渡ります。


その経験で現在の彼のワイン造りのスキルやアイディアが
形作られていきました。



キアンティ・クラシコDOCGの改訂によって外来品種の
ブレンドが認められた2003年、土地に根ざした品種の
ワイン造りにこだわり、キアンティ・クラシコ協会から
離脱します。


サンジョベーゼに国際品種をブレンドした
「キャンティ・クラッシコ」なんて意味をなさないと
思ったのでしょうか?


それなら協会にいる意味がないぜ!って
おもったのか?わかりませんが、、、、




ボク的にもサンジョベーゼ100.または土着の補助品種を
混醸してつくるからこそ「キャンティクラッシコ」って
思います。



だから敢えてIGTという「キャンティクラッシコ」の
冠を捨てたのでしょうか? 



その辺わかりませんが。




個人的な意見として
国際品種カベルネソーヴィニヨンやメルローを
混醸して「スーパートスカーナ」なのか

なんだかわからない
「キャンティクラシッコ」DOCGの冠にぶら下がって
いるワインつくるなら


潔くIGTに格下げして自由につくる
「ラ マッサ」に凄く共感します。



2003年を機に彼独自の枠組みに囚われない
テロワールつくりに邁進していったのです。



標高ごとに粘土石灰質や泥灰土、泥灰質石灰岩、
砂岩などの4つの異なる土壌を持ち、
ワインに複雑さと個性を与えています。




ブドウ栽培はビオロジカルでもなくバイオ・
ダイナミクスでもない『Logical and Dynamic』と
表現するオリジナルなサステイナブル農法です。


除草剤は不使用、対症療法として必要時最小限の
『化学物質』を使用します。区画毎に24時間体制で
記録できる気象観測装置を設置、醸造家の感覚と
過去のデータを融合させた非常に論理的な造りを
行っています。


また、セラーは扉で仕切られ、選別、醸造ルームから
のバクテリア侵入を防ぐ為、気圧を高く設定するなど
徹底した品質管理を行っている「ラ マッサ」!





今回出展予定のワインは
彼がもつ畑の中でも最上の区画、№6の
サンジョヴェーゼのみを醸造。


ボトルもブルゴーニュスタイルです。


商品名の「カルラ」とは愛娘の名前から、、、


なんて、さすがイタリア人がやると
様になりますよね。



さぁ~どうでしょう、、、


ボクの予想だと、、かなり目の詰まった
エレガントなサンジョベーゼのような
気がして、、、なんせ



この「カルラ6」は未体験なもので、、、



サンジョベーゼフリークの一人と
しては
かなり興奮しちゃうな~。。。。