この人が造るワインです。
「セッテ ポンティ」
オーナは繊維業界で成功を収めた
アントニオ・モレッティ氏 ※如何にも成功者の(^^♪)してますよね(笑)
1950年代に父親が、購入した50haの畑からスタートしました。
父親から譲り受けた畑で
トスカーナのアレッツォにあるセッテ ポンティを筆頭に、
ボルゲリ地区(オルマ)、シチリア島(フェウド マッカリ)
にもワイナリーを所有しています。
そう!あのクロニョーロや
シチリアでつくるサイアのオーナー
でもありますね。
2015年度ガンベロロッソ誌の「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」
にも選ばれた実力ある生産者。
セッテ・ポンティが所有する最も樹齢の高い
サンジョヴェーゼが栽培されているのが今回出展する
この「ヴィーニャ・デル・インペロ」=「帝国の畑」と
名付けられた3haのクリュです。
1935年に植樹された歴史あるクリュ。
つまり樹齢は80年を超えるわけです。
サンジョヴェーゼ100%となるこのインペロ。
IGTでのリリースかと思っていましたが、
ラベルに記載されているのは
「Valdano dhi Sopra DOC Sangiovese」
DOC「ヴァルダルノ・ディ・ソープラ」は2013からの
ヴィンテージですが、歴史は古く
1716年、トスカーナ大公国のコジモ3世が著名なワインを
偽物から護るために、キアンティなど当時名を馳せて
いた産地の線引きを行い、指定地域外でつくられた
ワインにこれらのワインの名を使用することを禁じました。
このヴァルダルノ・ディ・ソープラも
その指定地域のひとつでした。
これらのワインはフィレンツェなどの都市で銘酒
として高く評価され、高値で取引きされました。
時代は進み、第2次世界大戦後は、、この地域のワイン生産は廃れていきますが、
小規模栽培農家・ワイナリーが高品質なワイン造りを続け、
この土地のワインの品質の高さを証明してきた結果、
独自のDOCとして2013年に復活することとなりました。
キャンティ・クラッシコ地区の外であるセッテ・ポンティですが、
トスカーナの血であるサンジョヴェーゼ100%を満を持してリリースとなります。
このワインは輸入元シークレット商品ですので
ボクもまだその存在を直に見ておりません。
しかしセッテポンティが造るワインです。
力強く、密度の濃い
しなやかで、伸びのある
サンジョベーゼのような気がして
なりませんね~~
こちらも期待できそうです。
因みに今回の試飲会ではこのアントニオ・モレッティさんが
手がけるワインが「インペロ」以外にも、、、、
シチリア「フェウド マッカリ・サイア」
シャンパーニュでつくる「セッテ ポンティ グラントゥール」
プルミエクリュ
出展される予定です。