酸っぱい!と甘酸っぱいは違いますよね。。。





こんにちは~焙煎人荒野です。



今日から4月ですね
昨夜は「イタリア20州の旅」プロジェクト
第一弾シチリア編の最終の打ち合わせでした。

もちろん髙橋さん(お爺ちゃん)も来てくれ
さらにヒートアップぎみの楽しい時間でした。

この詳細は後日改めてご案内します。




さて昨日の続きで、、、


焙煎人荒野を悩ますコーヒー豆。



それはエチオピア・イルガチェフ
の水洗された豆です。

当店でいうなれば、
「ラズベリーモカ」です。



昨年から大人気の
「ストロベリーモカ」の陰に
隠れてあまり目立たない存在ですが
少数の熱烈なファンもいる豆です。




焙煎技術からみると、
「ストロベリーモカ」のほうが
簡単です。簡単というと語弊が
ありますが、、煎り止めがわかり
やすのです。





逆に水洗いされたイルガチェフは
※ウォッシュド)

目標の温度、時間が来てからが
技術の差が出ます。



単に酸味の強い、よくある
「酸っぱいモカ」でなく、、、

ベリーの爽やかさ、甘酸っぱさを
引き出すには、目標温度に到達する
1分くらい前~豆の香り、シワの伸び
具合、、膨らみの変化を見続けます。



約10秒ごとに変化する香り、、、


ツ~ン!とするお酢のような香り
があるウチに焙煎を終了させてしまう
と、、酸っぱい酸味に渋味がプラス
されて、、なんとも重たい不快な
味になってしまいます。




たぶん「酸味が少ないコーヒー」を
ください!っていう方はこういう
不快な経験があってだと思います。




そのツンとした酸っぱい香りが消えて
くると、なんとなくラズベリーの
ような甘さを伴った香りに変化し
豆のシワも伸び、色も赤身を帯びた
濃い栗色に、豆もジワジワと膨らみ





これを同時に、瞬時に判断しないと
いけません。





文章では偉そうに書いてますが、、、
かなり難しいんですよ。




そのには「もういいかな~」
「そろそろかな~」
っていう一瞬の迷いが、、、、




こういう雑念が入ると、、、





逆にこのポイントを逃してしまうと
ベリーの風味が弱くなり
モカの最大の魅力である、甘さ
甘酸っぱい余韻が寂しいことに
なってしまいます。





このピンポイントな焙煎がなかなか
出来ず、、、


「美味しいけど、あと10秒遅い
ほうがクセが抜けてよりいいね」


とか、、、


「あと〇〇秒~~だね」と



なかなかOKサインが出ませんでした。




だからいつの間にか
荒野にとって苦手なコーヒー豆に
なっていました。



でもイルガチェフ
「ラズベリーモカ」をどうしても
上手く焙煎がしたい思いは強く
何回もチャレンジしては、、軽井沢まで
豆を送り、、試飲をしてもらい


これを数か月繰り返し



やっと やっと
先月の焙煎教室でOK!が出たのです。




何度も失敗し、その都度何が??
こんなことを繰り返すと
全体の工程、香りの変化に気づいてくる
んですね~






あまり目立たない存在ではあるけど
美味しく焙煎できると
ほんと爽やかなおいしさがある
豆なんです。



ちょうど新豆が入荷してきた
タイミングもあるので今月は
このイルガチェフ「ラズベリーモカ」を
おすすめします。



そしてあなたにもOKもらいたいです!
(笑)




■ラズベリーモカ(新豆)
※イルガチェフ・ウォッショド

100g740円 200g 1480円

そして今回 【100袋のみに限り】
300g2220円→1980円。


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では一度飲んでみてくださいね。