意外と知られていないボジョレー・ヌーヴォーの基礎知識

つくば市フレスタプラス@あらの珈琲 焙煎人荒野です。

毎年11月第三木曜日解禁のボジョレーヌーヴォー。今年は11/21ですね。
さて今日は毎年当たり前のように耳にする『ボジョレーヌーヴォー解禁!!』
ですが知っているようで意外と知られていないボジョレー・ヌーヴォーの基礎知識
を改めて整理してみたいとおもいます。

ボジョレーヌーボーの「ヌーボー」とは「新しいもの(こと)」という意味で、
「ボジョレー地区で今年収穫したブドウで作られた新酒」のことをいいます。




ボジョレーヌーボーの「ボジョレー」とは、フランスのブルゴーニュ地方に位置する
丘陵地帯のことです。ブルゴーニュ地方の一番南に位置する地域で、
ブドウ畑は標高200~400メートルの南向き、もしくは南東向きに畑が広がっています。


※大粒で渋みが少なく、フルーティーな味わいが特徴な「ガメイ」
このボジョレーの土壌に適したブドウ品種が、『ガメイ種』であることから、
ガメイ種の産地として、世界で最も有名な地域でもあります。ちなみに、新酒のことを、
『プリムール』と呼んだりもします。


◆ボジョレーヌーヴォーの作り方
通常のワインは房から実をはずし、種と種皮ごと砕いたものを樽で発酵させるのに対し、
ボジョレー・ヌーヴォーは基本的に房を丸ごと発酵槽に入れ、どんどん詰め込んでいきます。
すると下の方のぶどうは当然重みで潰れますよね?

そして潰れたぶどうが自然に発酵されると、タンクの中に炭酸ガスが
充満します。数日間炭酸ガスの中に漬け込んでおく醸造法です。これを「マセラシオン・カルボニック製法」
といいます。
マセラシオン・カルボニック
するとブドウの粒の中で、自然に発酵が起こり、酸味が柔らかくなり、甘くフルーティな
香りが生まれ、皮から色素も溶け出しやすくなります。
この状態の房を絞り、あとは白ワインと同じように発酵させる事で、
長く寝かせなくとも、フレッシュでフルーティな味わいを楽しめる
ワインに仕上がります。これがボジョレーでつくる『ヌーボー』(新酒)です。

ちなみにボジョレー地区でも「ヌーボー」以外のワインは、他のワインと同じように
ぶどうが獲れた翌年以降でないと流通出来ません。

しかし、ボジョレーヌーボーだけは特別に収穫した年に飲むことができるんですよ。



◆『ボジョレー』=ガメイ種
ボジョレー地区で栽培されているブドウの、ほぼ全量を占めているが『ガメイ』
大粒で病気に強い、丈夫な品種です。花のような香りと、フレッシュでフルーティー、
柔らかいタンニンが特徴で、もちろんボジョレー・ヌーヴォーも、このガメイ品種を
使って作られます。ボジョレー地方の土壌は、
花崗岩と片岩からなる砂土壌。粘土質の土に比べ、栄養分が少ないこの土壌で、
力強く育ち、その力を発揮するのが、ガメイ種なのです。同じブルゴーニュ地方でも
「ピノノワール」は育ちません。(泣)


通常のボジョレーワインには、『ボジョレー』『ボジョレー・ヴィラージュ』
『ボジョレー・シューペリュール』『クリュ・ボジョレー』など、
それぞれの区画、村により、区分けがあり、他産地と同様、通常は、収穫の翌年以降、
市場に出荷されます。
一方、ボジョレー・ヌーヴォーには『ボジョレー』と、
より限定した区域で造られる『ボジョレー・ヴィラージュ』の2種。
なので少々値段が張っても『ヴィラージュ』の方が美味しい確率は高いでしょね。


◆ボジョレーヌーヴォーにはロゼがあります!

ボジョレー・ヌーヴォーは、赤とロゼの2種類のみで、白はありません。
ボジョレーでは、白の生産量は非常に少なく、法律でも白のボジョレー・ヌーヴォーを
名乗る事ができません。

でも、『白のヌーヴォーも飲んだことがあるよ』という方もいると思います。
フレスタでもシャルドネで醸した白ヌーヴォを販売します。
これはボジョレーの隣にある白ワインの生産量が多いマコン地区で
作られています。ボトルには、『ボジョレー・ヌーヴォー』ではなく、
『マコン・ヌーヴォー』です。



『ボジョレーヌーボー解禁ってどういう事??なんで11月の第三木曜日なの??』
「解禁」ということはそれまでは販売が禁止されているということですよね!
なぜボジョレーヌーボーは自由に販売できないのか??

そもそもボジョレーヌーボーは、その年のブドウの出来を確認するための試飲用ワインでした。
醸造法も↑のMC法(マセラシオン・カルボ二ック法)という熟成させない簡単な方法が用いられるので、
苦み成分のタンニンが少なく、飲みやすいワインに仕上がります。

9月に収穫したブドウを2か月でスピーディに仕上げるので、フレッシュな飲み口が評判となり、
その人気は世界中に広まっていきました。すると、ワイン業者間でいかに早く出荷するかを競う
ようになり、十分熟していないブドウを仕込んだり、混ぜ物をした怪しげなワインを作るなどして、
市場に混乱をきたすようになったのです。

そうした早出し競争による品質低下を防ぐために、法律で11月15日を解禁日と定め、
それまでは販売禁止としたわけです。
しかし、11月15日と決めると、その日は年によって日曜日にあたることがあります。

日本人からするとだから??
↓ ↓ ↓
フランスでは日曜日はワインショップ、飲食店なども休業のためワインの売り上げに
影響が出てしまうと!!
そのため、1984年より11月第3木曜日の午前0時解禁と変更され、以来その日時が
解禁日として定着したといういきさつがあるんですね~。



◆まとめ
ボジョレーヌーボーは赤ワインです。しかし、「ボジョレーヌーボーは赤ワインにして赤ワインにあらず」と
いわれることもあるように、ふつうに熟成される赤ワインと違い、フルーティーでさわやかな口当たりが特徴
、じっくり味わって飲む熟成ワインと違うので冷蔵庫で1時間ほど冷やすほうが、フレッシュなヌーボー
らしさが引き立ちまよね。


◆ボジョレーヌーボーに合う料理は?
鶏肉・・・ボジョレーヌーボーの場合はステーキより蒸し鶏などの軽い料理。
ケンタッキーフライドチキンとかもボクの経験上OKです。
むしろ肉より魚のほうが良いのかも??火を通した魚料理ならほぼほぼOK。
生ならサーモンのカルパッチョとか良いですよん!!


あとフルーティーさがトマトの酸味と相性が良いので重たい味にならないような
煮込み料理。 チーズならクセの強くない「カマンベール」とかでしょうかね。



とにかく「気軽さ」がウリですので、、、あまり考えすぎない
ことです。


以上この辺をザックリで良いので抑えておいてくださいね!!



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