名門ワイナリー アルナルドカプライ

つくば市フレスタプラス@あらの珈琲 焙煎人荒野です。
今日も第21回ワイン試飲販売会「スペシャル企画」お話しを。
前回のブログでもお伝えした通り今回はイタリア・ウンブリア州にある名門ワイナリー
アルナルドカプライから出展されます。
アルナルドカプライ
現当主:マルコ

■イタリア唯一海に面していない州

イタリア半島のほぼ中央、山岳地帯が半分以上を占める唯一海に面していない州、ウンブリア。
アペニン山脈の西側に広がる山と丘と湖が織成す“緑の心臓”と呼ばれている美しい州に、サグラ
ンティーノ種の復興の主役と呼ばれているワイナリー、アルナルド・カプライがあります。
州内をローマに通じる様々な交通路が巡り、ローマ時代や中世の建造物があちこちに残されています。
州都ペルージャは古代エトルリアに始まる観光学術都市で、織物業と食品工業も盛んです。
トスカーナほどの知名度はありませんが、トラベラーがまた訪れたいと思わせる魅力がウンブリアには
あるようです。古代ローマ時代から州全域でブドウ栽培が盛んで、ローマ法王へワインを献上した歴史
もあり、アルナルド・カプライの畑は内陸性気候で寒さ厳しい一方、夏は40度以上と大変暑くなります。


◆サグランティーノへの挑戦
暴れ馬のような野生的な個性を持ち世界一ポリフェノール含有量の高い品種で、通常の赤ワインとして
楽しむのは困難と考えられ、陰干しして甘口タイプとして造られていた「サグランティーノ」を現当主
マルコは世界に通用する高品質ワインにすべく、、、、
①ミラノ大学から栽培コンサルタンと招きサグランティーノ種のクローン選抜(コーブラ、コッレピアーノ、
25アンニの3クローンを選抜)に着手。※これ全て現在のワイン名になってますね。コチラです。
因みに「アンニ25」「コレッピアーノ」は過去の試飲会に出展されてますね。

②コルドン仕立への変更、収量を落としフレンチオークを採用するなど改革を進めます。
※コルドン仕立てとはブドウ剪定のことで、、、詳しくはコチラを参考に!

これらの改革と努力の積み重ねの末「コレッピアーノ」初ヴィンテージの979年にDOCに認定
その後1992年にDOCGに昇格。カプライのワインが国際的に成功し、サグランティーノ種が世界
に知られるきっかけとなったわけです。

DOCGに昇格翌年、創設25周年を記念したワイン「モンテファルコ サグランティーノ25アンニ」
が1996にリリース。
モンテファルコ サグランティーノ25アンニ
初ヴィンテージで「ガンベロ・ロッソ」にて最高評価のトレ・ビッキエーリを獲得。
※所謂ミシェラン3ツ星と同じような評価です。

って感じでカプライの歴史をお伝えしてきた流れで今回スペシャル企画で出展されるワインを
いよいよご紹介します!
コチラをクリック!!