つくば市フレスタプラス@あらの珈琲 焙煎人荒野です。
今日はワインのラベルの読み方についてお話しをします。
フレスタワイン試飲販売会でお馴染みの「ミシェル・グロ」のワインを参考にします。
ドメーヌの本拠地は「ヴォーヌロマネ」です。
下記↓ ↓3種はミシェル・グロが「ヴォーヌロマネ」で造っているワインです。
※下記ワイン名にカーソルを合わせると「ヴォーヌロマネ」の地図にリンクするので
参照してください。
①ミシェル・グロ ヴォーヌロマネ
「Vosne Romanee」のみの表記。ヴォーヌロマネ内に所有する3つの畑で栽培されている
ピノノワールをブレンドして造っているので「Vosne Romanee」という村名表記のみ
ワインということです。
②ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ クロ・デ・レア
コチラは「Vosne Romanee」の他にさらに「1er」さらに「Close Des Reas」さらに「monopole」という
表記が増えています。解説していくと「Vodne Romanee」は村名 「1er」は1級畑(プルミエクリュ)
「Close Des Reas」は畑名「monopole」は単独所有の意味。よってこのワインはヴォーヌロマネにある
1級畑「クロ デ レア」のみで栽培されたピノノワールで造られたワインということになります。
更にこの「クロ デ レア」という畑はミシェル・グロ”オンリー”が所有していることになります。
③ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ オー・ブリュレ
こちらも同じ「Vosne Romanee」「1es」違いは「Aux Bluless」こちらには「monopole」と
いう表記はありません。解説していくと「Vodne Romanee」は村名 「1er」は1級畑(プルミエクリュ)
「Aux Bluless」は畑名「monopole」はないので単独所有ではないという意味。よってこのワインは
ヴォーヌロマネにある1級畑「オーブリュレ」のみで栽培されたピノノワールで造られたワインということに
なります。「オーブリュレ」という畑にはミシェル・グロ意外にも所有していrドメーヌがあるということです。
以上がミシェル・グロが「ヴォーヌロマネ」で造る3種のラベル表記の解説です。さらにリンクしている「ヴォーヌロマネ」周辺の地図を参考に
にしてくれるとより理解が深まるとおもいます。
ではでは!!次のパターンを!!
④ミッシェル・グロ シャンボール・ミュジニー
※(商品名にロマネ他周辺の畑地図がリンクしているので参照)
こちらのラベル表記は「Chambolle Musigny」のみ。「1st」も無ければ「畑名」も付いていないです。
よって本拠地「ヴォーヌロマネ」に隣接する「シャンボールミジュニー村」に所有するいくつかの区画で
栽培されたピノノワールで造られたワインということです。特別「単一畑」の限定もなければ1級畑でも
特級畑でもない。だからといって大したことないのか? そんなことはない!!シャンボールミジュニー村
グランクリュ畑のひとつ「ミジュニー」に隣接する区画で栽培されたピノノワールを使っているので
力強くプルミエクリュの印象さえ感じれる素晴らしいワインですよ。
⑤ミシェル・グロ クロ・ド・ヴージョ グラン・クリュ
コチラのラベル表記は「Clos Vougeot」「Grand Cru」さらに「Grand Maupertuis」が付いています。
※(商品名にロマネ他周辺の畑地図がリンクしているので参照)
解説するとヴォーヌロマネ村に隣接している「ヴージョ村」の特級畑「クロ・ド・ヴージョ」さらには
「クロ・ド・ヴージョ」上面にある最上の区画「Grand Maupertuis」(グラン・モーペルチュイ)に
限定したピノノワールで造られたワインです。
上記2種はミシェル・グロがヴォーヌロマネ村以外の村に所有している畑で栽培されたピノノワール
で造っているワインということがわかりますよね。
この辺になると???になってしまう方も居るみたいです。
要は日本の農家さんに置き換えて考えてみてください。自分の家の周りに広大な面積の畑を所有して
いればそれに越したことはないですよね。でもそんな農家ばかりではないわけ。仮に100ha分の
サツマイモを栽培したいします。
自分の家の周りに20haしか畑を所有してなければ、他のエリアの畑を借りるとか買うとかして
栽培面積を確保している方々がほとんどです。
ドメーヌミシェル・グロはヴォーヌロマネ村に本拠地があり「クロ デ レア」「オーブリュレ」という
2つのプルミエクリュ畑(1級畑)をはじめ格付けのない区画をいくつか所有してます。そして
ヴォーヌロマネ村以外にも「シャンボールミジュニー村」「ヴージョ村」「ニュイ・サン・ジョルジュ」
等々の他の村にも畑を所有してます。っていうことです。
例えば荒野が地元鉾田市でメロンを栽培しているとします。
鉾田市内で所有する畑では足りないとしたら大洗にある畑を購入するとか、、
鹿島にある畑をレンタルするとかして確保するのと理屈は一緒です。
ボクの経験上
よりワインを理解しようとおもえば面倒で遠回りですがラベルに表記されている
事を一つ一つ理解してさらには地図等でイメージするのが結局あまたに残り易いかと。。。
最初は慣れるまで面倒ですが理屈で覚えるべし!!です。
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