ブルーマウンテンがここまで高級品になった要因含めその理由ついて

つくば市フレスタプラス@あらの珈琲 焙煎人荒野です。
今日は「ブルマンってなんでそんなに高い珈琲豆なの?」っていう質問を受けましたので
その理由と要因についてお話をさせていただきます。



ブルーマウンテン、またはブルマンの名で知られており、日本では高級品として
知名度は高いですね。




□ブルマンの象徴「樽」
イギリスから物資輸送に使われた樽にコーヒー豆を詰めて出荷したのが起源と言われて
います。樽の木材が適度に吸湿したり温度変化を和らげたりすることもあり、現在でも
ブルマンは樽が使われています。因みに樽で輸入される珈琲生豆はにブルーマウンテン
だけです。



さてブルーマウンテンがここまで高級品になった要因とは、、、、
他国で生産されている豆は、ほとんどが個人経営の農園で栽培されているのですが、
ブルマンはジャマイカ政府が徹底的に栽培の管理をしています。さらに
値崩れしないよう、収穫量が制限されています。栽培できる場所は国が定めた
『ブルーマウンテンの一区画』ですので常に希少性が高くなるわけです。


ブルマンの栽培区画はとても標高が高いエリアで栽培や収穫に必要な機材が
入ることが出来ないため、ほとんどを手作業で行っていることも高価格の理由
のひとつです。


以上がよく言われる如何にもな要因、理由ですが、、、、

ぶっちゃけ!!な話し
①単純にブルーマウンテンは高くても買う人がいるから高いわけ!
 採れる量にも限界あり、それ以上買いたいと思う人が多いからどうしても高値が
 付きます。 これがイチバンの要因ですね 笑

②明確にブランディングが成功してます。
 世界でも初めてブランド化に成功した豆ではないでしょうか。
 これには日本の影響もあります。輸入されだした当時のこと
 日本では「英国王室御用達」のコーヒーとして世に送り出され大ヒット!!
 プラス木樽で輸入されることで、より高級感が増しました。


③生産量が激減
 ハリケーンの天災の影響もあり全盛期に比べ収穫量は五分の一くらいに減ってしまっています。
 2014年頃にはブルーマウンテンが店頭から消えてなくなった時期がありました。
 昨年あたりよりだいぶ安定して輸入されているみたいですが、、4-5年前はホント入手しづらかった
 です。



□ブルマンを飲むのは、ほぼ日本人!?ってあなたは知ってましたか??
実はブルーマウンテンの80%以上は日本に輸入されており、、今でもなんだかんだ
人気なコーヒーです。しかし逆に欧米では「ブルーマウンテン」ってジャマイカ産なの?
って感じらしいです。
日本ではゲイシャと並ぶ超高級コーヒー豆ですが、世界的な認知度は日本ほどではないです。
ブルマンの飲みやすい風味は日本人には良いのですが、
欧米の方々にはクセがなく物足りなさからか評価が全く異なりますね。


先にも述べたように「ブルーマウンテンは高くても買う人がいるから高いわけ!」
大きな要因は「ティピカ種」の繊細な味わいと風味でしょ!
何といってもクセの無い優しい酸味と甘みが日本人には飲みやすく好まれたのです。
ベストローストされたブルマンはカップの香りも良いですからね。


以上様々な要因、理由がありますが、、、いくら高級品だろうが高かろうが
飲みたい人は飲むんですよ!!



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