イタリアワインの新時代を築いた銘醸地トスカーナ「ボルゲリ」

つくば市フレスタプラス@あらの珈琲 焙煎人荒野です。
今回はイタリアワインの新時代を築いた銘醸地トスカーナ「ボルゲリ」
についてお伝えします。




◆サッシカイアから始まったボルゲリの歴史
ボルゲリは、フィレンツェから車で2時間弱走った場所に位置する、ティレニア海と山に挟まれた
小さな村です。そしてスーパータスカン(スーパートスカーナとも)の聖地として知られ40以上の
有力生産者が競ってその品質を磨き、産地としての成熟度が高い評価に繋がってきました。もちろん
現在進行形で、、、当店11周年記念「ミケーレサッタ」もこのボルゲリが拠点です。




※サッシカイア
ボルゲリを世界的ワイン産地に押し上げたのは、間違いなくあの「スーパータスカン」サッシカイアです。きっかけは1978年に行われた有名ワイン評価誌主催のブラインド・テイスティングでした。サッシカイアは当時、テーブルワインとして扱われていたにも関わらず、あのシャトー・マルゴーを含む11ヵ国33種類のワインを抑え「ベスト・カベルネ」の座を獲得したわけです。そのずば抜けたクオリティの高さで「スーパータスカン」「イタリア最上の赤ワイン」と称賛され、世界的なブームを巻き起こしました。1994年にはイタリアでは唯一、ボルゲリのワインとして初めての単独ワイナリーでのD.O.C昇格を果たし、ボルゲリワインの品質の高さを世界に証明しました。

ボルゲリは同じトスカーナにある銘醸地、キャンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノとは異なる地中海性の温暖な気候が特徴です。6~8月の乾燥した空気、日中の豊富な日照量のおかげで、晩熟のカベルネ・ソーヴィニヨンでさえ秋の降雨時期の前に完璧に成熟できます。さらには海から吹く涼しい風がブドウの酸度を保つため、凝縮感と骨格が見事に調和したワインが生み出すことができるのです。一方、土壌は砂質、石灰質、粘土質がモザイク状に入り組んでおり、海に近いことによりミネラル分も豊富。緩やかながら非常に起伏がある地形で、標高200~300mの斜面もあれば80mほどの平地も存在し、とてつもなく入り組んだ土壌を形成しています。そのため、一言でボルゲリワインと言っても、生産者ごとに多様性に富んだワインが造られています。そこもボルゲリの魅力のひとつ
ですね。

■ボルゲリの栽培品種
ボルゲリで使用されるぶどう品種は、カベルネソーヴィニヨンやカベルネフラン、メルロなどのボルドー系品種が主です。平均気温が14℃と仏ボルドー地方とあまり変わらず、同じ粘土質土壌をもち、海岸沿いであるなどボルドーと似ている点が多いのは事実です。しかしトスカーナ州ではサンジョベーゼなどが主に使用されるぶどう品種です。ですがこのボルゲリではボルドー系品種を使用します。サンジョベーゼの使用規定をあえて無視し、DOCやDOCGにこだわらずに生産されたワインが、「スーパートスカーナ」「スーパータスカン」と呼ばれるワインです。
なので「ボルゲリワイン」=「スーパータスカン」=「国際品種」元々ボルドーワイン好きだった当主が、自己消費用ワインとしてカベルネソーヴィニヨンで作ったのがサッシカイアの始まりでした
逆にボルゲリは標高が低すぎて「サンジョヴェーゼ」の栽培は難しいと言われています。これがボルゲリでサンジョヴェーゼを栽培している生産者が非常に少ない理由です。

↓サッシカイアに次いで2番目に歴史の古いボルゲリ「グラッタマッコ」




◆名だたる生産者がひしめく銘醸地
サッシカイアの成功以来イタリアを代表する名門ワイナリーが進出したボルゲリは、今やイタリア有数の銘醸地として「オルネライア」「グラッタマッコ」をはじめ名だたる生産者がひしめき合っています。いずれも有名評価誌において高い評価を獲得するなど、高級ワイン生産地としての地位を確固たるものとしています。


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