「失敗しないワインセラーの選び方」をお伝えします。

つくば市フレスタプラス@あらの珈琲 焙煎人荒野です。今日は先日もあるお客さんからあったワインセラーの選び方「失敗しないワインセラーの選び方」をお伝えします。

◆ワインにとってベストな保管環境とは?
ワインの理想的な保存条件は12℃から15℃、湿度は70%から75%で光が入り込まず振動もない場所だとされています。ワインを美味しく保存するのに欠かせないのが「ワインセラー」。高級ワインのコレクターだけでなく、気軽に自宅でワインを楽しみたい人もかなり必須だとおもいます。しかし、ペルチェ方式とコンプレッサー方式があり、収納本数や機能、サイズなどもさまざま、、、どれを選べば良いの?って迷ってしまいませんか?



■次のポイントで選ばれると良いかも!!
① 【自分の使い方に合わす】
ワインセラーには一般的に2つの冷却方式が採用されています。それぞれ性能が異なるので、使い方を考えてタイプを選ぶのをおすすめします。

●ペルチェ式
1万円台から購入できリーズナブルで静か。気軽に楽しみたい人におすすめです。ペルチェ素子といい直流電流により冷却・加熱・温度制御を自由に行える半導体素子を利用したものが「ペルチェ式」です。『メリット』モーターを使っていない分振動が少なく静かです。『デメリット』リーズナブルなモノは加温機能がないために寒冷地では外気温がセラー内温度を下回ることがあります。さらに外気温が高くなってしまった場合、冷却能力が低いので低い温度を保つことが難しくなります。※特に高温で冷えなくなることの方が注意です!!夏場の温度上昇が少ない北向きの部屋や、直射日光に当たらない場所に置くなどの工夫が必要です。



●コンプレッサー式
冷蔵庫と同じくモーターで冷却するタイプのワインセラーです。『メリット』冷却能力が高く、ドアを開け閉めする際の温度変化にも強い。猛暑でも熱に負けない力があり、大型セラーにもよく使用されています。また、消費電力も少なく、最近のものは低振動となっています。『デメリット』ペルチェ式に比べモーター音が大きいこと、重量があることです。


【②設置スペースと収納本数】
セラーのサイズは収納本数で決まります。好みのワインを購入して日常的に短いサイクルで消費していくのであれば、10本程度収納できる小型のタイプでも十分。しかし収納本数が多ければ多いほど、当然ワインセラーのサイズも大きくなります。また、セラー自体のサイズ+α(数センチ程度)のスペースを考慮しておかないと、冷却機能が十分に発揮されないので必要な本数が収納できることはもちろん、ワインセラーを設置するスペースが十分かどうかも購入前にきっちり確認しておいた方が良いですね。


【③美味しく保存する機能もチェック!】
セラー選びで一番大事なのは温度!ワインは激しい温度変化に弱く、保存する際は暑すぎても涼しすぎても味のバランスが悪くなります。そのため、ワインセラーは12~15℃の最適温度を保てるかを確認しましょう。また、飲み頃が6℃~10℃あたりの白ワインは、保存温度のままでは美味しく飲むことができません。ワインセラー内に低い温度が設定できる下室があり、温度帯を変えて赤ワインと白ワインを保存できるものがベストです。




◆フレスタのお客さんにはコンプレッサー式をおすすめします!
以上①-③あたりを考慮して選ぶことをおすすめします。ただ当店のお客さんは高価格帯の熟成させて楽しむワインをストックされている方も多いです。場所柄冬場の外気温によっての庫内低下よりは夏場の高温での劣化の方が心配ですので冷却効果の高い「コンプレッサー式」をおすすめします。しかしご予算や設置スペースの問題でどうしても小型のペルチェ式を購入する場合はなるべく1階で温度上昇が少ない北向きの部屋や、直射日光に当たらない場所をおすすめします。



◆+αの提案として

上記①-③の基本的な考え+ワインは光や紫外線にも弱いためUVカットガラスを採用しているものがベターですね。さらに『長期保存をするなら加湿機能付きセラー』がより安心です。ワインを長期保存するときや高級ワインをコレクションしたい場合は、70%前後に湿度調整がベスト!とはいえ、、、加湿機能を備えた長期保管向きのものは、価格もだいぶ高額になりますので代わりにコップ1杯の水を庫内に入れておくと良いですよ。




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