つくば市フレスタプラス@あらの珈琲 焙煎人荒野です。今日はフレスタワイン試飲販売会でもお馴染みの名門ドメーヌの話題です。(※ドメーヌ=フランスのブルゴーニュ地方で使われる言葉で、自分でブドウの栽培から醸造、熟成、瓶詰めまでを行う生産者のこと)
・ドメーヌ ミッシェル・グロ
(長男:ミッシェル・グロ所有)
・ドメーヌ グロ・フレール・エ・スール
(通称:グロF&S)
(次男:ベルナール・グロ所有)
すっかりお馴染みのグロ兄弟ワインラベルですね。
■ヴォーヌ・ロマネの名門中の名門「グロ一族」
(↑画像赤線で囲ったとこがヴォーヌロマネ)
ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネ村は、故川島なお美さんが愛飲した「ロマネコンティ」をはじめ「ラ・ターシュ」「ラ・グランド・リュ」等々至宝とも言えるグラン・クリュ(特級格付け畑)があり、そのテロワール(土壌の個性・特性)は何世紀にもわたって特別なものとして認識されてきました。特に、この地で造られるピノノワールのワインは、深み、複雑性、熟成のポテンシャルにおいて頂点を象徴しています。銘醸ひしめくこのヴォーヌ・ロマネ村にあって、ひときわ名声を博しているのがフレスタおすすめドメーヌ名門「グロ・ファミリー」です。7世代、約200年にわたりこの地でワイン造りを行っている名門中の名門の一族。当店の試飲販売会でもお馴染みのグロ兄弟が醸すワインは、現在も世界中の愛好家を魅了しています。グロのワインが世界で名声を得たのはグロ一族5代目当主「ジャン・グロ」の功績が大きいです。(ジャンはミシェルグロ、ベルナール・グロの父です。)
画像向かって右側がグロ家6代目当主:「ミシェルグロ」とミシェルの長男で7代目当主の「ピエール・グロ」
◆兄:ミシェルグロのワインの特徴
兄のミシェルグロ所有のワイナリー「ドメーヌミシェル・グロ」のワインの特徴は基本的にはグロ家5代目である偉大な父ジャン・グロからのワイン造りを踏襲し、エレガント、洗練されたスタイルが身上のワインを造っています。無駄がなく、果実の旨味と凛とした酸、シルキーなタンニンのバランスに優れた、上品なスタイル。この決して出しゃばらず、全ての要素を上手くまとめるワイン造りって実はできそうでできないんですよね~。ミシェル・グロならではの熟練の技。特に料理と一緒に味わう時、その美点が最大限に生かされると評されています。この優美なバランスこそが世界中に多くの「ミシェル・グロ」愛好家が存在する由縁です。これが本物のフルボディです。
画像左:グロF&S所有「弟ヴェルナール・グロ」と息子「ヴァンサン」現在は、ヴァンサンがドメーヌを仕切っています。
■弟:ベルナールグロのワインの特徴
ミシェルグロの弟ベルナールは叔父から「ドメーヌ グロ・フレール・エ・スール」を引き継ぎました。ワインの特徴はグラン・クリュでも、比較的早い時期に飲み頃に達するバランスの良さです。軽いのではなく早く熟成がピークに達するということで、よりフレッシュな果実味を同時に楽しむことが出来ます。このブドウのフレッシュでパワフルな果実味こそが弟ベルナールの「グロ・フレール・エ・スール」(グロF&S)の魅力ですね!出汁のような
旨味と果実味の強さがグロ一族で最もパワフルであるといわれる所以なんでしょうね。一言で言うなれば「リッチ!ジューシー!」なワインです。2016.2017ヴィンテージは全てSO2無添加でつくり世界中で話題になりました。因みに2018は再び少量添加しています。
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