今年もイタリアの新酒「ヴィーノ・ノヴェッロ」予約販売開始します。ボジョレーヌーヴォの違い

つくば市フレスタプラス@あらの珈琲 焙煎人荒野です。


今年もイタリアの新酒「ヴィーノ・ノヴェッロ」予約販売開始します。


がっ!今日はその前に・・・・
イタリアワインの新酒「ヴィーノ・ノヴェッロ」とは?




新酒と言うと、やはりフランスのボジョレー・ヌーヴォーを思い浮かべる方も多いですよね。たしかに日本では、一時ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は一種のお祭りのようで、ニュースになったりスーパーやコンビニでPOPが並んだりと広告を目にする機会も多いため、印象が強く残りますよね。新酒はボジョレー・ヌーヴォー以外にも造られており、フランスに並ぶワイン大国のイタリアでも当然新酒は造られています。ボジョレー同様早熟のブドウを使って造られるワインのため、軽やかで豊かな果実味を備えています。ノヴェッロもボジョレー・ヌーヴォーと同様に「炭酸ガス浸潤法」という製法が使われます。



■他の新酒の解禁日よりも早い!
フランス新酒、ボジョレー・ヌーヴォーを筆頭に、各国では様々なワインの新酒があります。それぞれの新酒の解禁日はというと・・・



■ボジョレー・ヌーヴォー
フランスの新酒。毎年11月第3週の木曜日が
解禁日です。

■デア・ノイエ(Der Neue)
ドイツの新酒。毎年11月1日が解禁日

■ホイリゲ(Heuriger)
オーストリアの新酒。毎年11月11日が
解禁日です。

■山梨ヌーヴォー
日本の新酒。晩熟系品種(甲州種、マスカットベリーAなど)
で造られた山梨ヌーヴォーの解禁日は11月3日です。



ヴィーノ・ノヴェッロの解禁日は10月30日です
ので、どの新酒よりも早く解禁日を迎えます。




■ノヴェッロとボジョレーヌーヴォの違い

フランスのボジョレー・ヌーヴォーの場合は、ブルゴーニュ地方ボジョレー地区でガメというブドウ品種のみを使って造られたものだけといったように厳しい決まりがあります。厳しく決まりを設けるからこそ毎年味わいや品質の安定したものができます。安定したワインを提供していれば、その味わいを期待して解禁を待つ方が増える=「ボジョレーヌーヴォ」というブランディングが成功しました。


一方で、イタリアのノヴェッロは産地やブドウ品種の決まりはなく、ボジョレーに比べてかなり自由!まぁこの辺もイタリア人っぽいですけどね。。。逆に自由に造れる反面、売り出した1970年台当初は味わいや品質は不安定でした。この当りも商業的にもフランスに遅れをとった要因です。しかしここ数年、特にここ5年ほどノヴェッロの品質もグっ!と安定してきたとワイン業界関係者の間でも評価が上がっています。



今年で3年目になる当店で販売する「NEWS」というイタリア・アブルッツォ州で造られるノヴェッロは数あるイタリア新酒の中でもかなりしっかりとした濃さがあります。いっても「日本でイチバン売れているノヴェッロ」ですのでその辺はご安心ください。





■現地の人が楽しむノヴェッロとおつまみ
軽いワインなので料理も同様に軽めのものがマッチしますよね。現地でもサラミやハム、ブルスケッタなどに合わせたり、キノコなど秋の味覚を使った料理と合わせているみたい。その中でも特におすすめなのがやはり焼き栗らしいですよ。

甘くまったりした味わいに、フレッシュで丸みのあるノヴェッロが合うらしく、「口にまとわりつく栗を洗い流してくれるような感覚で、ワインが進んだっ!」と・・・



もちろん、日本にも栗はありますが、街中ではほとんどが「甘栗」。ボクも昨年「イタリアの焼き栗」食べたけど
全然チャイますね。イタリア人曰く「むしろイタリアの栗の感覚に近いのは”石焼きイモ”だと・・・」



ノヴェッロと焼きイモのマリアージュ?マジっ!?


こんな記事見つけました!
「焼きイモが濃厚な甘さをともなって、まったりと口にねばりつくように広がります。ほのかな焦げ目の香りもまた、鼻腔をくすぐりますね。そこへ、若々しいライトボディのノヴェッロをグイっと。すると、焼きイモがワインの柔らかなコクと酸味を絡ませて、まるでクリームチーズの感覚で喉をスッと通ってゆくではありませんか。焼き芋だけだと胸焼けしますが、ワインがあればグイグイ行けます。これなら、栗とノヴェッロを合わせるイタリアの感覚にかなり近い!」と・・・・



確かに栗がイケるならイモもありかもですね。今期は焼きイモとノヴェッロで新酒を楽しむのもアリです!!んんん・・・イメージ出来ますね 笑




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