
今日はイタリア高級赤ワイン「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」をご紹介します。
北イタリア「バローロ」「バレバレスコ」と並びイタリア三大銘酒ワインのひとつであり「イタリアワインの女王」といわれるブルネッロの愛称で親しまれている「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」その名の通りイタリア中部のトスカーナ州、モンタルチーノ地区で製造される赤ワインのことですね。

古風な中世の街並みが残るトスカーナ州は、観光名所として人気がありますが、温暖な気候を活かしたブドウ栽培とワインの醸造地としても認知されています。
日本でも人気の高い「キャンティ」や「キャンティ・クラシッコ」は、トスカーナ州を代表するワインと言えるでしょう。そんなトスカーナ州で作られるワインの中でもブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、トスカーナ州だけではなく「イタリアを代表するワイン」として、世界的に高い人気を誇るワインです。
その味わいは、長期熟成によって生み出される力強い果実味と、バニラを思わせる甘美な芳香を併せ持ち、日本国内はもちろん世界中のワイン通を魅了しちゃってるんですよね・・・

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのブドウは、サンジョヴェーゼの変異種にあたる「サンジョヴェーゼ・グロッソ」と呼ばれる品種が使われています。
通常のサンジョヴェーゼよりも大粒で色味が強く、熟成させるほどに濃厚で深みのある味わいのワインが完成します。サンジョヴェーゼ・グロッソだけを100%使用し、樽の中で長期熟成させたワインこそが、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノなのです。
ちなみに、サンジョヴェーゼ・グロッソのことを、モンタルチーノ地区では「ブルネッロ」と呼んでいます。ワインの名前は、ブドウの品種や産地を元に名付けることが多くなっていますが、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの「ブルネッロ」とは、このサンジョヴェーゼ・グロッソの別名なのです。
■ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを名乗る条件とは
<ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを名乗る条件>
①ブドウは、標高250m~600mのブドウ畑で栽培すること。②ブドウの品種はサンジョベーゼ・グロッソ(ブルネッロ)を100%使用すること。③熟成期間は最低50ヶ月(約4年)かつ、その内2年は樽の中で熟成させること。
■ブルネッロ・ディ・モンタルチーノに合う料理といえば・・・

まず最初に思い浮かべるのは・・・トスカーナ州の郷土料理「ビステッカアッラフィオレンティーナ」と言われる
巨大なTボーンステーキでしょね。さらにはトスカーナではジビエ料理が好まれており、野生に生息するウズラやイノシシの肉を使った料理がたくさん存在します。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、そんなジビエ好きのイタリアンを唸らせるワインとしても有名なんですよね。

こちらもトスカーナを代表する肉料理「イノシシの赤ワイン煮込み」
今回「第25回試飲販売会」では2種類のブルネッロが登場します。ひとつは2012ヴィンテージ。もう片方は2013ヴィンテージ。いずれも「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」を代表する造り手です。ぜひ先入観一切ナシにお楽しみください。
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