深煎りコーヒー豆の表面に出る脂分について。


フレスタプラス焙煎人荒野です。
今日は深煎りコーヒー豆の表面に出る脂分について。





コーヒーの豆は、コーヒーの木の種ですよね。そして種は脂肪分を含有しています。したがって、深煎りコーヒーの表面の油はコーヒー豆の脂肪分なわけ。
一般にコーヒーは、焙煎後2~3日間大量の炭酸ガスを放出します。その為、焙煎したてのコーヒーは、味が落ち着かず独特な雑味が感じられます。ボクらは「走った味」なんていう表現をします。






その後、炭酸ガスの大量発生から~少量発生に変わると、本来の落ち着いた味わいのコーヒーになってきます。。なので飲みごろは焙煎して3日目以降となりますね。※だから焙煎仕立てが旨いっ!っていう説はどうなの?ってこと。


それからどんどん美味しくなってきて、最も美味しく飲んでもらえる期間は1ヶ月かな。それを過ぎると、炭酸ガスの発生が微量になり、そこから酸化(味の劣化)が少しずつ始まります。




深煎りの豆は浅煎りに比べ長時間高温で煎るので豆の粒子が粗くなります。(これは豆を挽いた時、豆の固さの違いで実感できると思います。)その為、浅煎りに比べ、炭酸ガスを早く放出し終えます。又、豆の粒子が粗いので、浅煎りに比べ空気に触れる率が高く、酸化も早く進行します。



では本題の深煎りコーヒーの脂肪分。
これは豆の表面をコーティングするので深煎りコーヒーの早い酸化を防ぐ効果を持っています。ただ脂肪分そのものは、高温にさらされると化学変化を起こしやすく味に影響を与えます。脂肪分自体は気にすることはないのですが、豆の温度管理はしっかりする必要がありますよね。





開封後は袋をなるべく密封して、、さらにジップロックをかまして冷凍庫(冷蔵庫)で保存が良いです。
≪ 開封前 ≫
太陽の光、蛍光灯などの光線も酸化を促進する大きな要因
当店の保存袋アルミパックでも、光照射によって微量ですが酸化が進みます。
未開封時でも、最低冷暗所など光の影響を受けない場所への保存をお勧めします。
≪ 開封後 ≫
酸化は空気中の酸素濃度だけでも進行します。また、温度が高いほど急速に酸化が進みます。開封後は袋をなるべく密封して冷凍庫または冷蔵庫で保管することをおすすめします。





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