グァテマラ「ウィッツマティグ」今も美味しい豆でいてくれてありがとう!

フレスタ@あらの珈琲創業12周年を迎え今回とっておきのコーヒーをご紹介します。



2010年創業当時のお店。当時は「フレスタ」という屋号でした。

開店準備をしてた2010年3月、購入した初代焙煎機メーカーが主催するセミナーに参加するため大阪難波へ。
初日午後からの実践セミナーで初めて焙煎のがグァテマラの珈琲豆でした。当時素人同然のボクが焙煎しても甘くて美味い!とわかる珈琲豆でした。

一発で気に入りました。

2日間にわたり10種以上の銘柄を焙煎しましたが、やはり一発目に焙煎したグァテマラの珈琲豆がイチバン美味しく感じたので、その場で購入を決めつくばへ戻ってから数回テストをし2010年4/28の開店から販売を開始しました。

今思うと当時のボクの焙煎スキルなんて「ショボイ」の一言。でも不思議とこの豆だけは美味しく焙煎出来てたのです。お客さんにも好評でした。グァテマラはしばらくこの銘柄でイクと決めたので次の予約も早めに入れておいたのです。


オープンから約一か月後・・・
初代焙煎機メーカーから連絡がありました。「大変な事が起きてしまった。さっき輸入元の〇〇珈琲から連絡があり、予約していた全量を間に入っていたブローカーが他所の大手コーヒーチェーンに売ってしまったらしい」と。
契約違反もクソもない、、、これがラテン語圏と付き合うってことなのです。日本人の感覚ではあり得ないことが普通に起こるのが世界なんだと・・・痛感させられました。その後二度と輸入されませんでした。


それから月日経ち・・・・
12年後の2022年4月、これも偶然なのか?必然なのか?それとも運命なのか?その当時他所に売られてしまったのと同じ銘柄の豆がフレスタにあります。ボクも手元にあります。当時と同じ「ブルボン種」100%。




Guatemala Finca Huitz Matig, Bourbon
□グァテマラ ウイツマティグ農園 ブルボン 100g780円+TAX 200g1500円+TAX
たぶん入手した1袋35㎏のみで終了となりますので数量限定販売です。

その当時とは焙煎スキルも焙煎機も変わっているので比べようがありませんが、甘い風味はあの当時と同じで安心しました。甘いです。酸味、苦味のバランスも実に良いです。あの当時は結構深めに焙煎してましたが今回苦みを出さぬよう甘みを強調したかったのでシティロースト(中深煎りでもド真ん中)あたりがローストポイントにしました。グァテマラの豆なので香りや味わいに突出した個性はあまりありません。そのかわり滑らかな質感と甘み+酸味+苦みのバランスに長けています。今この記事を書いていて突如思い出しました。


2010年オープン時から今もお客さんでいてくれるある女性が言ったひと言。

「これってさぁ・・コーヒーらしいコーヒーだよね。今美味しいコーヒー飲んでるって実感するわ・・・」


あれから12年が経過し当時よりだいぶデリケートな焙煎が出来るようになったと自分でおもいます。でもコーヒーらしいコーヒーであり、今美味しいコーヒー飲んでるっ!って実感できるコーヒー。


ウィッツマティグ」今も美味しい豆でいてくれてありがとう!

「ウィッツマティグ」今も美味しいままでいてくれてありがとう!






あらの珈琲 焙煎人 荒野より





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