
「A5」ランク=「おいしい肉」とは限らない!
和牛、A5、熟成肉・・・・肉の美味さを表現する指標としてこういった単語を
使うシーンは数多い。
しかし日本国内には肉の味の優劣を示す指標は存在しない。格付け制度において可食部多さによってA~Cの3段階からなる「歩留まり等級」でも脂肪交雑5-1までの「肉質等級」でもA5が最高ランクです。実際に食肉市場でもA5が最高級として扱われ、高値がつく。
しかし「歩留まり等級」は可食部の比率であり、「肉質等級」はサシの入り方。「味」自体の等級を区別する基準は存在しない。だからメディア、消費者、飲食店が「A5」を美味さの目安であるかのように用いるのは
ちょっと???
???なのでは・・・
もちろん美味しい「A5」はたくさんあるし、そうでもないA5も存在する。
「A5=最高に美味しい肉とは限らない」。そもそも格付けは味の基準ではないくせに
あたかも味の指標であるかのように発信されている。
本来格付け等級は市場のプロ同士の売買の目安の指標であり、味の指標ではない。なのに、いつも間にやら格付けは味の指標と誤解されるようになり、

「旨い肉→価値がある→高い」となるはずの値付けは、
「サイの多い高い肉→価値がある→美味いはず」
という逆説的な公式のようなものが確立されてしまっている。
「A5」=必ずしも美味しいお肉とはまた違うっていうわけです。

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