
世界のワインラヴァーズを魅了するイタリア高級ワイン「バローロとバルバレスコの違い」とは?
イタリアの代表的な高級ワインのバローロとバルバレスコ。このふたつのワインが作られるのはイタリアのピエモンテ州で、品種はどちらもネッビオーロというブドウから作られています。日本でも非常に人気の高いワインとなっています。
『イタリアワインの王様』と呼ばれるバローロと、『女王様』と呼ばれるバルバレスコ。この違いをご紹介します。
◆ネッビオーロと呼ばれるイタリアならではの品種

このふたつの銘醸ワインはネッビオーロ(Nebbiolo)と呼ばれるブドウの品種から作られています。イタリアの北部に位置するピエモンテ州を中心に栽培をされています。
ネッビオーロの名前の由来は、イタリア語で「霧」を「Nebbia」と表現することにあります。晩熟型で収穫時期が遅く、イタリアで霧が多い時期に値する秋ごろ収穫をされることや、ブドウに付着する白い酵母が霧のように見えることからネッビオーロと名づけられた、といわれています。
ネッビオーロの最大の特徴はしっかりとした酸味と豊富なタンニンです。赤ワインを飲んだときに感じられる渋みはこのタンニンのよるものです。この酸味とタンニンにより、他の赤ワインを飲んだときよりもネッビオーロから
作られる赤ワインは味わいが重く感じられます。重厚感あって深いっ!!

バローロとバルバレスコの違い。
■■作られる場所、標高による違い■■
おなじブドウ品種ネッビオーロからつくられる二つのワインですが、バローロのブドウが作られている標高よりも、バルバレスコのブドウが作られている場所は、標高が50メートル低い位置にあります。そのため、やや温暖な気候となっており、ブドウ自体がが早く熟し収穫時期が早くなります。
ワインは早く熟したブドウより、成熟に時間がかかるブドウほど、タンニンも色も濃くなります。その為、バローロ葉バルバレスコよりも、口に入れたときのタンニン感が強く、色も濃くなります。
渋みやタンニン感が強くないワインが
好きだったり、ワイン初心者の方はどちらか
といえばバルバレスコの方が飲みやすいと感
じる方が多いかも?
しかし、バルバレスコから感じられる華やかな
香りと味わいや、
繊細な口当たりはバルバレスコならではの
魅力もあります。

《熟成期間の比較》
◎バローロ
バローロは、収穫年の翌年1月1日から最低3年間の熟成期間が必要。アルコール度数はバルバレスコよりも0.5%高い13.0%がバローロの基準となっていおり、バローロの方が熟成期間も長いため、タンニンがしっかりと感じられるようになり、ワインの色も濃くなります。存在感があるワインなので、料理とのマリアージュだけでなく、ワインそのものだけでしっかり味わいを楽しめます。
◎バルバレスコ
ぶどうを収穫する年の11月1日から最低26か月の熟成期間が必要。アルコール度は12.5パーセント以上が義務付けられています。色調もバローロより薄く、タンニンもバローロと比較すると柔らかい。ワイン単体というよりお食事と一緒に楽しめるワインです。
◆バローロ、バルバレスコを美味しく飲む!!
2つのワインが生産されるピエモンテ州はイタリアの北部に位置しています。海はなく山が多い地域なのでお肉や野菜を中心の食生活がメインです。バローロやバルバレスコのような比較的重みがある赤ワインはやはり肉料理にぴったりです。お肉の赤ワイン煮込みやジビエです。

その日飲むバローロやバルバレスコを使って
の赤ワイン煮込み最高~~ですよ。

もちろんチーズとも相性ばっちりです。特にゴルゴンゾーラのような青カビチーズなど味が濃く、ワインに負けない味わいを口の中に残してくれるようなものと合せることがおすすめですね。。
イタリア高級ワイン2大銘醸地バローロとバルバレスコ。小さい村ながらも日本への輸入も多くとても人気です。地域も味わい方も似ていることから、比較されることが何かと多いワインなので機会があれば、是非一度飲み比べてみると絶対楽しいです。同じブドウ品種でも土壌の違いによって、味わいや香りの違いやキャラクターの特徴を体感していただけると思います。
11月のおすすめワインである
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