あなたもガレット好きですか??「ブルターニュ地方の郷土料理ガレットの話題

あなたもガレット好きですか??

最近ランチタイムで食べたロミヒちゃん自家製ガレットです。
王道の「ガレット・コンプレット」(galette compl?te) 。


日本では上↑のようなそば粉生地を薄く焼いたブルターニュガレットを指すことが一般ですが、ガレットとはフランス料理の名称で「円く焼いた料理やスイーツ」を意味します。


なかでも有名なのは、ブルターニュ地方の郷土料理である「そば粉のガレット」
ガレットの歴史はとても古く、フランスでは13世紀頃から食べられていたそうです。元々ブルターニュ地方は日照時間が短く土地が痩せていたことから、小麦の栽培に向かない地域でした。そのため、土地と気候に合ったそばの栽培が盛んになり、そば粉のガレットがパンに変わる主食としていた歴史があります。


ガレットはそば粉に水と塩を混ぜ合わせ、専用の鉄板に薄く伸ばして焼き上げます。ハムやチーズ、サーモン、卵など塩気のある具材をのせることが多く、主に食事として食べています。そして同じブルターニュ地方のリンゴの発泡酒「シードル」と一緒に楽しむのが「テッパン」ですね。



ガレットのポピュラーなメニューといえば
「galette compl?te」ハム、グリュエールチーズ、卵を
乗せた「ガレットコンプレット」



■クレープとの違いは?
ガレットとよく似た料理に「クレープ」がありますが、実はこれもブルターニュ地方発祥の料理です。ガレットがフランス全土に広まった後に、そば粉を小麦粉に変えて作られるようになったことが発祥と言われています。それぞれどのように違うのかというと・・・

そば粉か小麦粉か
ガレットとクレープの大きな違いは、生地に使われる材料です。ガレットはそば粉に水と塩を加えたシンプルな生地ですが、クレープは小麦粉に牛乳、卵、バター、砂糖などを加えた甘味のある生地を使います。

作り方と形の違い
ガレットとクレープは、焼き方も異なります。ガレットの生地は片面だけを焼き、具材をのせた後に正方形に形を整えます。一方でクレープの生地は両面を焼き、具材を円錐状または扇形に包みます。

正方形にたたむ「ガレット」


円錐形の「クレープ」



■ガレットの種類は?
ガレットは「丸くて平たい料理」の総称なので、そば粉のガレットのほかにもさまざまな種類があります。
※↓そば粉じゃないです。お菓子なので小麦粉ですね。
ガレット・ブルトンヌ
こちらもブルターニュ地方の郷土料理で、バターをたっぷりと使った厚焼きクッキーのことです。特産品である海塩を加えた甘じょっぱい味わいと、サクッホロッと軽い食感を楽しむことができます。


ガレット・デ・ロア
「王様の菓子」という意味で、フランスの新年のお祭りに食べるアーモンドクリームパイのことです。中には「フェーヴ」という小さな陶器の人形がひとつ入っており、家族で切り分けてフェーヴが当たった人は幸運が一年間継続すると言われています。

※荒川沖の「ラ・ボナス」のガレット・デ・ロアは
生地がザクザクで美味しい!




ガレット・デ・ポムドテール
じゃがいものガレットのこと。千切りのじゃがいもを平たくまとめ、フライパンでカリッと焼いたシンプルな料理です。ハムやチーズを挟んで焼くこともあり、付け合わせやおつまみとして人気があります。「じゃがいものガレット」荒野も好きっ!



という感じで今日は仏ブルターニュ地方の郷土料理ガレットの話題でした。


とはいえやはりそば粉の生地を焼いてつくる「ガレット・コンプレット」が
美味しいですね!! やっぱ王道でしょ!