◆ブルゴーニュワイン高騰の大きな要因
◆ブルゴーニュワイン高騰の大きな要因
理由は一つでは語れないが、2021年ヴィンテージの歴史的低収量は間違いなく大きな要因のひとつである。
かなりのダメージらしい。4月に過去に類を見ないほど霜の被害を受けてしまったらしく・・・シャンパーニュ、ブルゴーニュとも大きな打撃を受けてしまいました。
ブルゴーニュはDRCはじめ大きなメゾンもありますが、全体としては個人のドメーヌが多く、収量減=収入減に直結するので2021年産をリリースする2023年~24年ごろは収入の確保が厳しくなる見通しから、当時にこれからリリースする2019年ヴィンテージあたりの現地価格を大きく上げてきました。
加えて、コロナ禍にあって日本では円安にさいなまされ、
更に世界経済の復活の早さ(特にアメリカと中国)から
コンテナが加速度的に動き出し、コンテナの価格が急騰、
更に、コンテナの確保自体が難しくなるという
過去にない状況に陥りました。
また、ダメ押し的に2022年にはウクライナ戦争がはじまり、
瓶やラベルなどに関連する資材の高騰もあります。
これらはブルゴーニュに限らずの話ではありますが、
元々単価の高いブルゴーニュ・シャンパーニュは
特に円安の影響を大きく受けてる現状です。
—————ここから先は想像の領域も含めてお伝えします。—————-
2021年は世界はちょうどコロナの真っただ中、
レストランへ行けない世界の富裕層たちはお金を持て余して、
高級ブランドを買いあさっていたようです。
フェラーリなどの車、宝石やバッグなどの高級品など
もちろん高級ワインも然り!!
そういう環境下にあっての2021年の収量激減のニュース。ならば!!
2019年ヴィンテージや2020年ヴィンテージを早く確保しなくては!!という富裕層の動きもあり
更にブルゴーニュは高騰を続けます。
DRC(ドメーヌ・ロマネコンティ)やアルマンルソー、ジョルジュルーミエ、ルフレーヴなどの
元々高級価格帯の生産者は10万円越えが『余裕で当たり前』ぐらいの勢いです。
日本では高級レストランと一部のお金持ちの動きが早かったように感じてます。
ネット販売でも人気の銘柄は発売と同時に一瞬で完売という動きでした。
さらにそういう動きの中で過去に売れ残っているワインの値上げや異常な
ほど高い価格で販売されている銘柄もあります。
以上の要因含め様々な要因が重なり続いていることが要因となって
ブルゴーニュワインの高騰+入手困難な状況下となっています。
それにリンクしての一部お金持ちの「買い占め」。。。これ日本に限らず世界中で
起っている様子です。