ピエモンテ州の地元で愛されるブドウ品種『ドルチェット』
あなたはドルチェットというブドウ品種をご存じでしたか?知ってました?
イタリアの土着品種の中でもわりとメジャなぶどう『ドルチェット』。お手頃な価格とシンプルな味わいが魅力です・。ピエモンテ州では
「特別な日のネッビオーロ、普段使いのドルチェット」と言われ、地元で多くの人に親しまれている品種なのです。
主にイタリア北部ピエモンテ州で栽培されている黒ブドウです。
名前から「ドルチェ=デザート」が連想され甘口と思われがちですが、造られる
ワインは基本的に辛口です。
『ドルチェット』という名前・・・
昔ピエモンテの人々が食用としてブドウを口にした際に、
『バローロ』『バルバレスコ』のネッビオーロと比べてドルチェットの方がはるかに甘く感じられたということが
由来と言われています。
◆ドルチェット味わいの特徴
果実味豊かで酸は少なく、適度なタンニンが感じられます。
まさに日本人が好むテイスト!!
また、ドルチェットは早熟なことから、ネッビオーロの栽培が難しいとされる北側斜面や高地などでも栽培が可能であるため、銘醸バローロ等の多くの有名生産者もドルチェットを栽培しています。
基本早くから楽しめるワインに仕立てられることが多いですね。
ドルチェット=料理選ばず!!
幅広い料理に合わせられますが、特にピエモンテ料理ですよ。
相性の良い料理としてまず挙げられるのが、日本でも馴染みのある「バーニャカウダ」。
最高ですっ!!
「野菜に赤ワイン?」と思われるかもしれませんが、以前から赤ワインの生産量が多かったピエモンテでは、白ワインやスパークリングワインとマッチングをイメージするような食材にも、ドルチェットを合わせることが多かったそうです。
野菜のフレッシュさとソースの塩味に、ドルチェットのフルーティーさと程よいタンニンがよく合います。そして日本食でもイケますよ!
※ピエモンテの郷土料理「カルペ・イン・カルピオーネ」という鮭のマリネ。
日本でいう南蛮漬けのような料理です。南蛮漬け特有の甘酸っぱさをドルチェットが絶妙なバランスで引き立てます。
あまり考えずピッツァやパスタ等々王道のイタリアンはもちろんお肉も全然OK!!
マリアージュの幅はまさに無限大です!
ピエモンテの人々が、普段から頻繁にドルチェットを楽しむ理由がわかりますよね。
こういうワインこそ”如何にもイタリアっ!”っていうノリがプンプンして
以前からドルチェットは荒野も好きなんです。
「今日のごはんにどのワインを合わせよう??」という時に
「ドルチェット」かなり万能な良い仕事してくれますよ。
荒野個人的に好きなコルデロの「ドルチェットワイン」と
カルボナーラ。。。めっちゃ最高でした。
※あの頃はパスタがんがん食べてたからね・・・笑。」