フレスタでお馴染みのブルゴーニュワイン『王冠グロ』


フレスタでお馴染みのブルゴーニュワイン『王冠グロ』


ヴォーヌロマネの名門、グロ家の血を引くドメーヌの一つ、『王冠ラベルのグロ』ことグロ・フレール・エ・ス―ル。「ブルゴーニュワインの模範」と評された父親ジャン・グロ氏の息子ベルナール・グロ氏と孫ヴァンサン・グロが運営するドメーヌです。

父親のスタイルを受け継ぎながら、自身のこだわりを加えて造るワインは非常に高い評価を得ています。さらに2016年は、全工程における酸化防止剤(SO2)の添加を廃止。完全無添加でリリースされました。
※2018ヴィンテージから再び酸化防止剤(SO2)の添加。

ベルナール・グロと現当主であるベルナールの息子ヴァンサン・グロ(右)

現在グロ一族では偉大父親ジャングロの長男ミッシェル・グロ、長女アンヌ・グロ、そして次男このグロ フレール・エ・ス―ル(F&S)で三つのクロ・ヴージョ「グランクリュ」を造っています。ヴージョの上面部分の最上の区画に位置し、グラン・クリュのミュジニーと隣接しています。

生産量は年間7000~8000本前後。数あるクロ・ヴージョの中でもコストパフォーマンスの高さは指折りの銘酒です。


◇グロ・フレール・エ・スール(グロF&S』のワイン造り◇
現在、グロ・フレール・エ・スールは21haを所有していて、赤18ha、白3haとなっています。赤はピノ・ノワール100%、白はシャルドネ100%です。平均樹齢は25年。ワインは、セメント樽で醸造され、バリックで熟成されます。全て、無濾過で瓶詰めされ、これにより、フレッシュで複雑なブドウのアロマを凝縮させていきます。
味わいの特徴としては、比較的早い段階で熟成の香りとフレッシュな果実味の調和を楽しめることです。

赤は、フレッシュな果実味と端正な酸が見事に調和します。ブドウの甘みと酸のバランスでわかりやすい旨さをもつワインです。白は、重厚さもありつつ、、フレッシュな果実味とシャルドネらしい香ばしい香りのハーモニーが豊かです。この果実味の強さが一族で最もパワフルであるといわれる所以かもしれません。