入手困難”ブルゴーニュワイン” その現状とは??
入手困難”ブルゴーニュワイン”
その現状とは??
『」『」『」フランスワインと日本『」『」『」
2021年のデータであるが・・・
日本に輸入されるスティルワインは1億5614万リットル。コロナの影響にて前年2020より4.7%減少した。一番輸入量が多い国は、2015年を境にチリワインが1位でしたが、2021年フランスワインが1位に返り咲きました。
この2つの国で全体の輸入量の半分強。
ブルゴーニュワインもアメリカ・イギリスに次いで、
日本は世界第3位の輸入国。
ブルゴーニュワインの
輸入量は減っていますが、金額は増えており、高額ワインの量が増えている事になります。
ちなみに少し古いデータにはなりますが、2016年調査で東京のレストラン150店舗調査で、4本に1本はブルゴーニュワインであり在庫の23%を占めているそうです。 これはボルドーワインの在庫量より多くなります。
白のシャブリも日本は世界第3位の輸入国。
ブルゴーニュの白ワインは、日本に輸出されるフランスのA.O.C白ワインの量の46%、金額で64%も占めます。
過去のこういうデータを見ても日本人はブルゴーニュワインが好きです。
■□■ブルゴーニュワインと日本”
2-3年前のブルゴーニュワインのデータですが、、
日本市場へのブルゴーニュワインの輸出は全体では3.9%減少しています。しかし、その中でも白ワインは伸びており、特にシャブリは15.5%増加、マコンやコート・ド・ボーヌの白ワインも少しだけ増加しています。
赤ワインは11.6%前年2020対比で減少していますが、コート・ド・ニュイの赤ワインに限っては11%増加しています。ということはヴォーヌロマネ、シャンベルタン等々の高額な赤ワインが増え、日本人の好きなシャブリとコストパフォーマンスのいい白ワインが多く輸入されているようです。やはり、日本人にとってブルゴーニュワインは特別なワイン、単一ぶどう品種だけにシンプルに見えますが奥が深く、コアなワインラバーが多くいることがわかりますよね~。
“近年のブルゴーニュワイン”
しかし、近年コロナの影響やロシア、ウクライナの戦争が要因でワイン醸造がコスト上昇で、ワイン自体の金額が目に見えて上がっています。
2022年以降のボージョレ・ヌーヴォーも金額を見れば一目瞭然です。
また、世界的な異常気象の影響か、春霜の影響や天候不良など、生産量自体も減っています。
2019年、2020年、2021年のヴィンテージのワインは非常に少なく、プルミエ・クリュやグラン・クリュクラスのワインは、日本に入ってくる本数がえげつないほど非常に少ないのが現状です。
特にブルゴーニュワインでもコート・ド・ニュイの銘醸赤、ボーヌの銘醸白が”割り当て”になってしまうのもある程度は理解しないといけませんね。。特に高額なワインほど入手がめっちゃ困難な状況です。これは暫く続きそうな予感です。