
セニエ(saignee)
「セニエ法」とはロゼワインを造る際に良く用いられるの製法のひとつとも言われていますが、実は本来高品質な赤ワインをつくるために用いられている製法なんです。知ってた??
セニエは、フランス語で「血抜き」を意味する言葉です。
イタリア語では「サラッソ(salasso)」と言います。
赤ワインを造る際、果皮や種と一緒にタンクの中で果汁を2~3週間漬け込み、果皮の色素を果汁につけるマセラシオン(漬け込み)をおこなう時に、アルコール発酵の途中で、液体部分だけをすこし抜き取る作業(最初に出てくる薄いピンク色の液体)をすることがあります。この方法が「セニエ法」なんです。
こうすることで、発酵槽の中にある「液体」と「固体(果肉や果皮、種子)」のうち、固体の比率が高まります。そうした状態でアルコール発酵が進むことで、残された液体(抜き取られなかった液体)の凝縮感が増し、より味わい深い濃い赤ワインを作ることができます。

一方でこの抜き取られたピンク色の液体を発酵させて、ロゼワインをつくるワイナリーも多く存在します。
本来高品質の赤ワインを造る目的としているので使っているブドウはもちろん高品質のみ。→よって「セニエ法」で抜き取られた液体で造られるので品質の高い贅沢なロゼワインが生まれます。
〇このセニエ法よって赤ワインの副産物として出来たロゼワインもあれば、、、
〇セニエ法をロゼワインを作ることだけを目的としたときにも使わる場合もある。
何れにせよ高級赤ワイン製造過程で造られるロゼワインだとしたら・・・
高級な味がするロゼワインが出来る可能性大ですね。っW
