セカンドワイン(セカンドラベル)はお得なワイン?セカンドワインとは・・・ そしてその魅力とは


今月1ヶ月を通して好評だったボルドーワイン。
シャトープジョーのセカンドラベルである「ラ・サル・ド・シャトー・プジョー2013」
お代わりされる方も多かったです!


さて今日の話題をご紹介します。
セカンドワイン(セカンドラベル)はお得なワイン?セカンドワインとは・・・
そしてその魅力とは・・・・



■セカンドワイン)セカンドラベルとは・・・
◎ワイナリーにおける二番手のワインのことです。
ワイナリーにおいて最も品質の高い看板商品をファーストラベル(フランス語ではグラン・ヴァン:Grand vinと呼ばれる)として販売しています。

ファーストラベルとしての基準は満たさないものの、十分に質の高いブドウ・ワインもあり、それをセカンドワイン(フランス語ではスゴン・ヴァン:Second Vin)で、名前もラベルも少し変えて販売されます。



■シャトープジョー
これがまさしくシャトープジョーのファーストワイン
※↑の画像セカンドワインとラベルも違うでしょ。。


そのワイナリーにおいては二番手ではありますが、他のワイナリーのファーストラベルよりも味わいや香りが良いこともありますので、決して二流ワインではないんです!
セカンドワイン造りはフランスのボルドー地方においてメジャーとなっていますが、チリやアメリカなど他の国でも造られることがあります。またワイナリーによってはセカンドワインよりも下の位置づけとしてサードワインを造っているところもあります。(※サードラベルも結構ありますよ)

■セカンドワインに使われるブドウ・ワインの基準
ワイン造りの際にはあらゆる工程でブドウ・ワインの選別を行い、ワイナリーごとに定める基準を満たしたものだけがファーストラベルとして販売されています。
例えば、土壌の条件が他に劣る区画や、ブドウの木を植え替えて樹齢がまだ若い区画で栽培されるブドウはファーストラベルには使われません。ブドウ栽培を始める前からファーストラベルには使われないと判断されているのです。
この他、天候が原因で質が良くないブドウ、アルコール発酵中や発酵後のもので含有成分がファーストラベルの品質基準に満たないワインはセカンドワインに回されます。

以上が簡単なセカンドワイン(セカンドラベル)の概念、ファーストラベルとセカンドラベルの違いでした。




ワイン造りの際に、ブドウ栽培後やアルコール発酵後など、あらゆる工程で選別を行い、基準を満たしたもののみを使って造ったワインをファーストラベルとして販売します。その際の基準はワイナリーによって異なり、2~3割ほどしか格下げしないところもあれば、5~7割も格下げするところもあります。

あまり格下げしないワイナリーはファーストラベルの生産量を増やして価格を高騰させないという目的があり、他と比較してかなり格下げするようなワイナリーには、価格が高騰しても良いから高品質を求めるという目的があります。
いずれにしてもファーストラベルとセカンドワインの価格には、2倍~4倍ほどの開きがあります。

・そのため、ファーストラベルの生産量が減れば短期的には売上が減ってしまいます。
・しかし、ファーストラベルの生産量を減らしているのは高品質なワインを造るため。


なので長期的に見てファーストラベルの品質が評価されればファーストラベルと同様にセカンドワインの価格も自ずと上がってくるんです。




※↑は3級格付け「CH・カロンセギュール」のセカンドラベルであるマルキ・ド・カロンセギュール


☆☆☆セカンドワインは魅力の宝庫☆☆☆
魅力1:品質のよさ
位置づけはワイナリーにおいて二番手ですが、むしろ他のワイナリーのファーストラベルよりも高品質なワインも数多くあります。セカンドワインを造る際にもファーストラベル同様に基準がありますし、ワイナリーではファーストラベルと同じように気持ちを込めてセカンドワインを造っています。

魅力2:比較的手頃な価格
価格に関してはファーストラベルの半分~1/4で、中にはファーストラベルは〇万円だけど数千円でゲット出来るセカンドも結構アリ!手頃に買えて、ファーストラベルの味わいを感じることができるのがセカンドワインの最大の魅力です。っっw

魅力3:数年で飲み頃となる
ファーストラベルよりも早くから楽しめ、ボトルや収穫年によっても異なりますが数年で飲み頃を迎えます。



☆☆☆まとめ☆☆☆
セカンドワインには、ファーストラベルと同じ原料を使ったり同じ畑のブドウを使って造られます。よってシャトーの味わいやキャラを感じることもできるワインでありながら、比較的安価で手にすることのできるのが最大の魅力です。高級ワインに興味はあるけれど1本にうん万円もかけられないと感じている方はセカンドワインを試してみてはいかがでしょうか。。。。これもアリですよね。