~遠い記憶~ 想い出満載!ハプニング満載の物語。。。マルキ・ド・カロンセギュール


~遠い記憶~
想い出満載!ハプニング満載の物語。。。




朝~夕方まで天神大丸のオーバカナル博多でギャルソンとして勤務。
夕方~深夜まで中州のフレンチビストロ。その当時の荒野は昼夜W
ワークしておりました。

そのビストロで勤務していたある年末の事です。

シェフの昔から付き合いのある社長さんから急な予約が入った。
団体だぁ!お客さん、社員さんと共に20名ほどで来店するという。。。急にザワつき始める店内、、、


一気にピリピリムードのシェフ。




ワインラヴァーの社長さんですからもちろん開けるのもグランヴァンクラスのワイン。。。
(※直訳すると偉大なワイン。仏ボルドー、ブルゴーニュのいわゆる格付けクラスのワインを指す事が多い。)
以前から食事にくると決まって飲むお気に入りはザ・ボルドーワイン。


愛らしいハートラベルの『マルキ・ド・カロンセギュール』というボルドーサンテステフの赤ワインである。


格付け以上の知名度と人気で知られるメドック格付け3級シャトー
『シャトーカロンセギュール』のセカンドラベルである。

極タマにファーストラベルも飲んだりするが、、
若いヴィンテージからでも美味しく、、気軽に愉しめるからという理由で
敢えてファーストラベルではなくセカンドラベルを好んで飲んでいた。。



ファーストラベルのグランヴァンでなく
いくらセカンドラベルとはいえ


その当時でもお店で飲むと20000円は下らなかったと記憶してる。(中州という歓楽街の場所代もあり)
そのワインを各テーブル1本ずつ


っていうことは・・・・


6本の「マルキ・ド・カロンセギュール」
を開けるってこと。。。



それを聞いた瞬間身体中から汗が吹き出してきた。
何をかくそう荒野はその当時ワインの抜栓がめっちゃ苦手であった。
※何回グランヴァンの抜栓をを失敗したことか・・・・(汗



■いくらセカンドワインといっても
ものがモノである。。


■いくらセカンドワインといっても
世界中で有名なワインである。


■いくらセカンドワインといっても
あのカロンセギュールのセカンド
である。


■シャトーカロンセギュール※現在20,000~40,000円台で取引されています。
※メドック格付け3級A.O.C.サン・テステフ
《ボルドー/オー・メドック サン・テステフ/カベルネ・ソーヴィニヨン82 メルロー16 プティ・ヴェルド2/フルボディ・赤》
※これがボルドーメドック格付け3級のファーストラベルである。格付け以上の知名度と人気を誇るワインとして今でも世界中で取り合いになっている。
18世紀、とりわけこのシャトーを有名にしたのが「葡萄畑の王子」とも呼ばれたセギュール公爵です。
当時シャトーラフィット、ラトゥール、ムートンなど、既に名声を博していた偉大なシャトーを所有していましたが・・・無名に近かったカロンの畑をこよなく愛しました。
「数ある名門シャトーを所有すれど、我が心はカロンにあり」
セギュール伯爵の名言です。


そして14周年記念として今回ご紹介するのが・・・

カロンセギュールのセカンドラベル
『マルキ・ド・カロンセギュール2019』です。

↑のファーストラベル「カロンセギュール」に比べメルロー主体なので芳醇で口当り柔らかいテイストなので今直ぐにでも十分愉しめます。








テーブルには前菜が並ぶ・・・


TVショッピングで財を成したその社長。

乾杯のシャンパーニュはドンペリやモエ・シャン・ドンを選ばないところがこの社長の
センスの良さだなぁ~と。。ローランペリエ・プルミエクリュを開ける。



容赦なく料理が次から次へとテーブルに並ぶ。並んだとおもった途端に皿の料理が一気に無くなる!
もっとゆっくり食べようよ~・・(泣






そろそろメインの料理の順番だっ~
っていうことは・・・メインの赤ワインを開ける時間だっ・・・


テーブルの盛り上がる光景を見ながら愉しんでいる荒野。。

そんなこと出来るわけないやん!!

既にシャツは汗でびしょびしょ。。とうとうキテしまった~!

もうやるしかない。覚悟を決めて1本目を抜栓。




グランヴァンの特徴である長いコルク。。余計に苦手意識高まる荒野。。
汗の量も2倍はあるよ・・しかもそこそこのバックビンテージらしくコルクが柔くなってる・・・笑。
もう勘弁して~~~!


1本目無事成功。。

この調子で2本、3本と開けていく。




とうとうラスト1本だっ



これで終わる・・・・


これで全て成功だぁ・・・
って荒野
余裕を出してしまったのです。



ソムリエナイフのスクリューが若干斜めに入ってしまった。そのことに気づかずスクリューを
奥へ、、、、そして引き抜く

メリっ!というイヤな音。その瞬間「やベっ~~」


うぉ~~~折れる コルクが折れる。。




どうやら途中で折れてしまったようだ。そのコルクを引き上げ・・・
で!!それからどうしよう???



社長からは
おい!早くしろ!の痛い
視線が・・・・


横目で視界に映る
社長の顔も段々険しくなって
いく。。。




そりゃそうだよなぁ~社長のテーブルだけ
お肉はあるけど・・ワインが無い!!(笑。)


そりゃ怒るの無理も無いっ!っw



「中折れ」しそうなコルクをそ~っと引き抜く


木片が崩れないようにそぉ~っと。。



もちろんパンツまで汗でびしょびしょである。




あの時今どうしたい??とインタビューされたら「真っ先に今直ぐこの場から逃げたい!」って
答えたろうなぁ~!笑



もうちょい!!もうちょい!!待ってくれ~~


っていっても料理は待ってくれない!!




そして社長もまってくれない!!





コルクの破片が沈まないように・・・・


ボトルに沈まないように・・・・



そぉ~っと引き上げる。。


あと1㎝・・・



諦めないっ!!
ヨッシャ~無事リカバリーOK!!



何事も無かったの如く
「社長お待たせしました。申し訳ありません。ワインの機嫌が悪かったようで・・・少しなだめてました。やっと落ち着いてくれたみたいです。遅くしてホント申し訳ありません。」と。


あくまでも毅然な態度で・・・


むしろ上から目線じゃねぇ?ってな位なノリで
グラスにワインを注ぐ荒野。。。



そんな自分の振る舞いに自分で自分がめっちゃ滑稽だなぁと。。
吹き出しそうになった荒野でした。




そろそろ宴もたけなわに差し掛かった頃社長のテーブルに呼ばれた荒野。



「荒野くん相変わらず、アホっぽかったなぁ~あんた何をしよった??
さすがオレと同じサーファーたいっ!!グラス持ってこんね!1杯飲まんね~」と。





マジかっ!


あの偉大な格付け3級グランヴァン「シャトーカロンセギュール」のセカンドラベルである
『マルキ・ド・カロン』をこのタイミングでご馳走になれるのか!!


飲めるのかっ!!



相変わらず運とタイミングだけは良いなぁ・・
これぞ荒野の価値だっ!っw!




我ながら納得!笑。





ひとくち口にした瞬間、、、うゎ~っとため息。。
ため息が漏れるってこういう瞬間なんです。


バニラっぽい樽香。まったりと滑らかな液体。。。

濃いめの果実味だけどめっちゃ柔らかい舌触り。。。。。

これはワインだけで愉しめるわぁ~!!ってあの時おもいましたね~。


心の中では
「もう1杯飲ませて~」っっw。。








あのハプニング満載の状況を、、、、あの修羅場を、、、、、
乗り越えた後の『マルキ・ド・カロンセギュール』あの旨かった記憶。
旨かった記憶しかない・・・。


今から20年以上前のことです、、、、、、、



当時の
そんな修羅場をくぐり抜け想い出がいっぱい詰まったボルドーワイン。。


今でも世界中で格付け以上の知名度と人気を誇こる
「シャトーカロンセギュール」のセカンドワイン・・↓ ↓

『マルキ・ド・カロンセギュール2019』輸入元販売価格8000円(8800税込)
《ボルドーメドック・サンテステフ/メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン/フルボディ・赤》
今回輸入元より14周年記念特別オファーがあったので50本だけ
通常販売価格8000円(8800)を→6000円(6600)でご案内できます。

今回14周年記念ワインとして
ぜひあなたにご紹介させていただきます。




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