
かつて2020年当初~荒野のメルマガやフレスタのワイン試飲販売会でかなりお馴染みだった
トスカーナ・ボルゲリに居を構えるワイナリー『ミケーレサッタ』。ここのところ露出少なめでしたが、、、、
2024年最後のイベント『アウトレットワイン販売会』で久々登場します。
現在の当主は息子さんに代替りしておりますが、創設者であるミケーレサッタ氏はワイナリーオーナーというよりかは根っからのアルディージャノ(職人)です。荒野が彼に惹かれる最大の要因かもしれません。
■□■□今回アウトレットお値打価格で登場するワイン『カヴァリエーレ2018』は
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ミラノ大卒業後、まずボルゲリの農園で果樹、野菜栽培をしていました。
次第にワイン造りに心惹かれていきます。1983年ワイナリーを興します。

トスカーナ州ボルゲリはフィレンツェから車で2時間弱走った場所に位置する、ティレニア海と山に挟まれた小さな村です。同じトスカーナにある銘醸地、キャンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノとは異なる地中海性の温暖な気候が特徴です。土壌は砂質、石灰質、粘土質がモザイク状に入り組んでおり、海に近いことによりミネラル分も豊富。日中の豊富な日照量と海から吹く涼しい風がブドウの酸度を保つため、凝縮感と骨格が調和したワインを生み出すことができます。
ボルゲリを『イタリア最上の赤ワイン』と世界的ワイン産地に押し上げたのは、何といっても”元祖スーパータスカン”と言われる「サッシカイア」や「オルネライア」です。。サッシカイア等の成功以来イタリアを代表する名門ワイナリーが進出したボルゲリは、今やイタリア有数の銘醸地として名だたる生産者がひしめき合っています。
「スーパータスカンワイン」の地ボルゲリはトスカーナ唯一カベルネソーヴィニョンや、メルロー、カベルネフラン、シラーなどの国際品種の舞台であります。ていうかボルゲリはある意味、サンジョヴェーゼが困難だからそれらの品種の舞台になったのかもしれません。
~~■ボルゲリ最南端でスーパートスカンを造る「ミケーレサッタ」□~~
ミケーレ サッタの歴史は30年程と短いながら、スーパートスカン「イ カスターニ」「ピアストライア」「カヴァリエーレ」等々のワインをリリース。非常に高く評価されている人気のワイナリーです。ボルゲリDOCの最南端の村カスターニェート カルドゥッチに位置します。当主は「ブルゴーニュを訪れた事」が、ワインの世界への扉を開けるきっかけとなったミケーレサッタ氏です。
◆◇ボルゲリにおける歴史的生産者

※ミケーレサッタ氏と息子であり現当主の「ジャコモ・サッタ」氏(画像:右)
~~■□■ボルゲリ5人衆のひとり■□■~~
元々野菜や果樹の農業を行っていた1男5女の良き父親でもある当主ミケーレが“我が天職はワイン醸造である”と目覚め、1983年にトスカーナ、ボルゲリに移り住み、ワイン造りを始めました。名だたる『スーパータスカン』であるサッシカイア、オルネッライア、グラッタマッコに次いでボルゲリでワインを造る歴史的な生産者としてその名が知られています。ボルゲリは内陸部に比べて日照量が多く光に強さがあり、酸やタンニンが成熟し果実味豊かなワインが出来るのが特徴です。ミケーレはあくまでもボルゲリの地の個性を生かした、この地だからこそのエレガントなサンジョヴェーゼを造る事に情熱を注いできました。
~~オルネッライアとマッセートでアグロノモを務めたミケーレ サッタ~~
ミケーレ サッタ氏の情熱は自分の畑だけにとどまらず、1990~1994年までスーパートスカンの「オルネッライア」のアグロノモ(ブドウ栽培責任者)を務める程、周囲にその栽培における見識と実力を認知されていた人物です。その後ミケーレ氏は「マッセート」に使用するメルローを植える等アンティノリ家からの信頼も厚く、今もオルネッライアとは良好な関係を築いてます。
※「マッセート」とは・・・オルネライアが手掛ける
メルロー100%で造られるワイン。

~~ミケーレのワインは多種多用なブドウを使用~~
肝となる品種は、赤はサンジョヴェーゼ、シラー、テロルデゴ。サンジョヴェーゼはエレガンスを与える大事な品種で、ミケーレ氏の<指紋>と表現されるように、赤ワインの殆どにブレンドしています。シラーはミケーレ氏がローヌを訪れた際に魅了された品種で、ヴィオニエもまた同様です。
サンジョヴェーゼは、ボルゲリではブドウ生産量の約2%程度と非常に少ないですが、ピノノワールを彷彿とさせるエレガンスに満ちた非常に素晴らしい味わいのワインになります。(ミケーレが造るとね!)ブレンドに少量使われるのみだったこの品種を、ヴェロネッリ(注1)の創始者故ルイジ ヴェロネッリ氏のススメにより、サンジョヴェーゼ100%で「カヴァリエーレ」を造るようになりました。テロルデゴは、大学時代にトレンティーノ アルトアディジェにて大変興味を持った品種で、ボルゲリではミケーレ氏だけが栽培しています。シラーに似たスパイシーさと、カベルネのような良質なタンニンがあり、この品種もワインにエレガンスを与えます。
世界中のセレブリティに愛される著名なカンティーナ

2013年、映画「007」に登場するボンドカーで有名なイギリスの自動車メーカー「アストンマーティン」が100周年を迎えた際に、イギリスで行われたイベントでVIP用のブランチワインとしてミケーレ サッタの「ボルゲリ ロッソ」が提供され、翌2014年には同社とパートナーシップが結ばれました。また2013年のオバマ米大統領夫人の49歳の誕生日のディナーでミケーレサッタの白「コスタジューリア」がオーダーされる等、世界中のセレブリティに愛される著名なワイナリーでもあります。
そして今回”旨さが出てきた”
久々登場のワインとは・・・・・

ボルゲリでサンジョヴェーゼ100で醸す唯一無二のワイン
「カヴァリエーレ2018」です。
続きは次回お伝えします。