
コストパフォーマンスめっちゃ高いブドウ品種『モンテプルチアーノ』って知ってますか?
イタリアで生産されている黒ブドウ品種の中で、2番目に多く栽培されているモンテプルチアーノ。
因みに只今『今月のおすすめワイン』として絶賛発売中の「カサーレヴェッキオ」もこのモンテプルチアーノ100%のワインなんです。

この品種を主体に造られているイタリアの有名ワイン「Montepulciano d’Abruzzo」(モンテプルチアーノ・ダブルッツォ)は、黒ブドウ品種由来の濃厚さが特徴で旨味が分かり易くコストパフォーマンスが高いため、ワイン初心者から上級者までに愛されています。もちろん日本でも同様にポピュラーな存在なんです。

イタリアっぽいややこしい話しとして、、、トスカーナ州に『モンテプルチアーノ』という同名の街(村)が在ります。でで!!このモンテプルチアーノと品種の由来はトスカーナのモンテプルチアーノという地名からきていると。。。。。
テキトウなクセにややこしい・・・・・如何にもイタリアっぽい!!

イタリア中東部にあるアブルッツォ州や、同じアドリア海沿岸の北西にあるマルケ州、“イタリアのへそ”と呼ばれているウンブリア州などで多く栽培されています。イタリア全土では、栽培面積が突出して多いサンジョベーゼに続いて第2位と多いため、イタリア人の舌や食文化と相性が良いんですね。(上↑の地図を参照ください。)
「Montepulciano d’Abruzzo」(モンテプルチアーノ・ダブルッツォ)はかつてはバルクワインとして州外に売られることが多く、イタリア北中部のワインとブレンドされテーブルワインとして多く流通していました。しかし近年品質が向上し、生産地によってそれぞれの特徴も表れるようになって、イタリアきっての人気ワインとして知られるようになりました。
※バルクワインとは・・・150リットル以上のタンクに詰められたワインで、輸入国で瓶詰されて販売されます。?輸送コストを抑えることができるため、ボトルワインと比べて価格が安いのがメリットです。
参考までに・・・・
その中でも2003年に認定された「Montepulciano d’Abruzzo Colline Teramane」(モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・コッリーネ・テラマーネ)は原産地呼称ワインの中でもさらに厳しい規定をクリアしたD.O.C.G.(統制保証付き原産地呼称ワイン)で、アブルッツォ州を代表するワインとなっています。

モンテプルチアーノの特徴は、タンニンの多さと果実味の豊かさです。イタリア赤ワインの代表的品種であるサンジョベーゼと比べて酸味は少なめです。特徴的な香りは甘みのあるブラックベリーやスパイス!!
早くから飲めるフルーティーなものから長期熟成に向いたどっしりと重厚なもの、色調の濃いロゼワインである「チェラスオーロ」など様々なタイプがあります。
また、どのタイプのワインでもコストパフォーマンスが高く「イタリアワインで高コスパを狙うならモンテプルチアーノ」という消費者も多いです。日本国内でも流通しているモンテプルチアーノのワインはコスパ良し!なモノが多いです。。。
日本でもモンテプルチアーノのワインはかなりポピュラーな存在です。その先駆者的に存在が↑↑の「カサーレヴェッキオ」をはじめ世界中にコストパフォーマンス高いワインを輸出しているのがイタリアビックワイナリーのひとつ『ファルネーゼ』です。
当店も久々「おすすめワイン」としてモンテプルチアーノをご紹介しましたが、、、やはり人気です。。

モンテプルチアーノのワインに合う料理
各価格帯も濃厚なワインが多めなので、、、やはりニク!お肉!がメインになってきます。
トマトベースのパスタもチーズを使ったり、お肉を使ったりと・・・より濃い目の味が良いです。
日本でもモンテプルチアーノのワインはホント多いので、、、
この機会に意識して飲んでみるのも良いですよね。。。