ハリオV60円すいドリッパーVSコーノ式名門フィルター
あなたはどっち派ですか??
今日はドリッパーについてのお話しを、、、、
向かって左側がコーノ式名門ドリッパー。右側がハリオV60ドリッパー
当店も一時ハリオV60ドリッパーを止めてコーノ式を使っていましたが
現在はまたハリオに戻しました。
どっちが良いというか目指すスタイルだとおもうので!!
ここで見やすい画像を用意しました。↓
※向かって左側:コーノ 右側ハリオ
両者とも同じ円すい型で底に大きめの穴がありペーパーが突き出ます。
よってペーパーの装着も一緒。
■違いはリブ!
↑の画像を見てみてください。リブとは、ドリッパーの内側にある筋のようなもの。
リブがないとペーパーがドリッパー面に張り付き、コーヒー液は流れ出ることが
出来ないんですね・・・
リブが多ければ多いほど、ペーパーとドリッパーの間に溝が生まれ、コーヒーは
落ちやすくなります。両者の大きな違いとして、コーノ式はリブが少なく上部には
ありません。一方のハリオV60には、リブの数も多く、スパイラルな形状をしています。
それぞれの特徴として下部だけにリブが入っているコーノ式は上部にペーパーが張り付く為、
アクなどの雑味は上部に残し、コーヒー液はセンターに集中させ、浸漬してから落ちる構造
です。
反対にハリオV60は、ドリッパーとペーパーを密着させることを防ぎ、コーヒー豆を効果的に
膨らませ、全面から透過して落ちます。
この構造によって何が違うのか??→ → →抽出時間が違います!!
リブが長く多いハリオV60ドリッパーの方がより早くお湯が落ちます。
《リブの付き方によってコーヒーが落ちるスピードが変わる》
リブがあることでコーヒーはカップに落ちていくことが出来ますが、リブの付き方によってコーヒーが落ちていく速度に大きな違いが出てきます。リブの数が多く、高さが高ければコーヒーは落ちやすくリブの数が少なく、高さが低ければコーヒーは落ちにくくなります。

●ハリオV60ドリッパーはリブが高くて数も多く、
螺旋状にねじれていて積極的に
コーヒー液を下に落とそうという意図です。
今トレンドである浅煎りのスペシャルティ
コーヒーをさっぱり、あっさり淹れるのに
より向いてのかも??

●逆ににコーノは高めのリブが下部のみに付いいるだけ。
ペーパーフィルターの下までたどり着いたコーヒーだけを
下に落としたいという狙いか?
お湯をコーヒーの粉としっかりと絡ませて濃い目のコーヒーを
抽出するのが構造上の目的なので
抽出速度は遅くなる。
これは商品名からもコンセプトが見えます。
「ハリオV60ドリッパー」=落とす!
対するコーノは「コーノ式フィルター」
フィルター内に液体を溜める。
確かにっ!納得します。
《味の差は?》
ハリオの場合は、上部から伸びるリブの影響もあり、全体からろ過する為、豆そのものの成分が
出やすいため豆本来の味わいになり、伸びのある、余韻のある味を楽しめます。
コーノ式は、下部にのみあるリブの影響で、アクや雑味は上部に残る構造が要因なのか
輪郭がはっきりとしてて濃い味わいになるような気がします。
あくまでも私の感覚ですのでご自身で飲み比べてもらわないと文章では伝わりにくいと
思いますが、同じ円すい型ドリッパーでも違いは少なくないですね。
結局は出来上がったコーヒーの味の好みなんですけどね。一般的に言われているのは
「コーノ式は、輪郭をはっきり、すっきりさせたい豆に使用し、深いコクや、何層にも
広がりを出したいような豆には、ハリオが良い」と言われていますが、、、
これも人の感覚&感じ方で意見は様々ですね。