再認識させられた!

「モカ・マタリ」高額な部類のコーヒーですが、、、、

僕は美味しいマタリを飲んだ経験がございません。
苦手意識を再認識させられたのが、、、↓


赤坂にある超老舗喫茶でのんだ「アラビアンモカ」。所謂「マタリ」


2パターンのマタリを半ば強制的に、、、、(笑)

浅煎りと深煎り。  ん?? これコーヒーか?といわんばかりの浅さ!
ほうじ茶でも飲んでいるかの如く、、、


2杯目は真っ黒に深煎りしたというか これ焦げでないか?という苦味が、、、




これで1杯2000円 なぜか??2杯も出てきちゃったので 4000円

ろみひチャンとオレで8000円!(笑) ガァ~~ん!



伯爵曰く「このアラビアンモカ」を飲んでコーヒーの概念が全くと言っていいほど
変わったと、、、、 確かにこれも


人生をも変えるコーヒーだ!www


さらに苦手度が増す結果となった経験でした。



コーヒーの発祥の地

コーヒー発祥の地はエチオピアか?イエメンか?

こんにちは。つくば市並木ショッピングセンターにある自家焙煎コーヒーとイタリアワインの専門店
フレスタプラスあらの珈琲 焙煎人荒野です。


来月アラブ・イエメン「モカマタリ」が発売予定となります。


当店のモカといえば、、、、エチオピア イルガチェフ ナチュラル

そそ!ろみひチャンの人生までを変えてしまった「ストロベリーモカ」

エチオピアのモカでした。しかし今回はオールドファンには懐かしい

「モカ・マタリ」です。



同じ天日乾燥で精製されたエチオピアのモカ(左)とイエメンのモカ(右)
モカマタリのほうが真ん丸で小粒のような感じです。


コーヒー発祥の説には色々とあってエチオピア説とイエメン説がありますが
のどちらなのか? ハッキリしません。
また、いつ飲まれるようになったのか?ということも分かっていません。


エチオピア起源の「ヤギ飼いカルディ伝説」とイエメン起源の「シェーク・オマール伝説」
どっちやねん!


<エチオピア説の理由>

・エチオピア人は6世紀にイエメンを侵略し、50年間ほど支配していた。
 その際に、意図的にコーヒー農園を作った可能性がある。

・エチオピアからイエメンに移植されたのは西暦575~850年の間と思われ、
 当時はアラブ諸国にエチオピアから、各種のスパイス貿易が行われており、
 その中にコーヒーが含まれていたから。

・コーヒーの語源「カフワ」からみても、
 エチオピアの「Kaffa(カファ)」地域が語源であると理解できる。





<イエメン説の理由>

・コーヒーの「アラビカ種」はアラビアが起源になっているから。

・アラブの言葉で「ワイン」を意味する「カフワ」がコーヒーの語源になったから。

(ワインの覚醒作用とコーヒーの覚醒作用がにていることから「カフワ」と呼ぶようになった。)


ということらしいですが、、、今のところ、

エチオピア説が有力で、コーヒーの木の原産地はエチオピアの「アビシニア高原」とされてます。

でコーヒーを最初に栽培し、世界に広めたのはイエメン!というのが定説みたいです。



ということでコーヒーのルーツである「モカ」


僕は「モカ・マタリ」には良い印象がありませんでした、、、、


それを再認識したある出来事が、、、、あります。(笑)





コーヒードリップの抽出

こんにちは!つくば市並木ショッピングセンターにある自家焙煎コーヒーと
イタリアワインの専門店 フレスタプラスあらの珈琲 焙煎人荒野っす!


先日コーヒー抽出での質問があったのでシェアします


内容は
「冷凍保存していたコーヒー豆をドリップした際、お湯が弾かれる=お湯が落ちない」
因みに抽出湯温82℃。


こんなメールをいただきました。



当店をよくご利用してくれている方なので、その豆の焙煎日も大体把握してます。
今で焙煎から1ヶ月弱くらいだと思われます。

購入後すぐ冷凍保存したらしいので、今までの経験、自分の焙煎方法からして
まだまだ蒸らし時も膨らむと思われます。

では湯温が関係しているのか? 今回の豆は「ゲイシャコーヒー」なので
浅い焙煎なので90℃くらいで抽出が良いと思いますが、、お湯に弾かれる
要因とはまた違うと思われます。


僕の見解はたぶん挽き目のような気がします。粉のメッシュです。




昨日実際にその豆をご持参くださった際、当店ろみひが淹れました。
やはり膨らんだそうです。もちろん弾かれるような事もなく。。。



さらに本日実際に1年前に焙煎して冷凍していたコーヒー豆をドリップ
しました。メッシュは当店のデフォルト。湯温は同じ82~80℃

コチラの動画をご覧ください。


結果かなり古く、サンプル等で出し入れもしていたので
蒸らしても膨らみませんが、、、お湯に弾かれることなく落ちていきました。

だから湯温が要因ではないと判断しました。




次に同じ古い豆で、、、、今度はメッシュを細挽きにしてのドリップ






やはり蒸らし時弾かれはしませんがお湯の通りは悪いです。



本格的に抽出を開始するとやはり弾かれてキマシタ。







じゃぁ~~~~ 現在販売している浅煎りの豆でメッシュを細かくすると
どうなるのか??も。。。




10日以上は経過してますが、、、ガスがまだあるので
膨らみます。





しかし途中から湯溜りになりお湯が落ちにくくなってきました。



全ての可能性を潰したわけではありませんが、、、、


やはりメッシュが一番の要因だと感じます。



特に浅い焙煎の豆は硬いのでとくに細かく挽くと、、、、
お湯に弾かれやすいです。


深煎りなら豆の柔らかいのでそこまで弾かれることも
ないかなぁ、、、、 そしてご質問時「湯温が低いせいか?」も
深煎りコーヒーなら82℃あたりは全然OKですからね。




検証した結果こんな感じです。


【荒野のオススメ】
もしあなたが冷蔵庫や冷凍庫で眠っている古いコーヒーを飲む際には

①通常のメッシュより粗目に挽く。

②その分1.5倍くらいの量の豆を使う。

③蒸らす時間も30秒はしっかり蒸らす。

④はじめお湯が通りにくいので細くゆっくり
 湿らすようにドリップする。




こんな感じやってみてください。







2018新春ブレンド

おはようございます!
つくば市並木ショッピングセンターにある自家焙煎コーヒーとイタリアワインの専門店
フレスタプラスあらの珈琲 焙煎人荒野です。

開店以来初めて新春ブレンド的なオリジナルブレンドコーヒー
「ワンワンブレンド」を1月限定で販売開始しました。




使用豆:ケニア、エチオピアモカw
焙煎度:どちらもフルシティ手前の中深煎りです。


実は約半年前から完成していたケニアとモカの深煎り「深モカ」の
1:1のブレンドコーヒーです。 

2018は戌年ということでドンピシャの企画だと、、、、特に年男、年女のあなたは
ぜひご賞味ください。

ケニアの独特の香りと風味に深モカの甘みと爽やかな後味がミックスされた
旨さを感じていただけます。
たぶん(笑)


因みにオンラインでもご購入いただけます。


2018年も3連休が終わり本格的に世の中がスタートしますね。
ぜひ幸先の良いスタートを切るために「ワンワンブレンド」飲んで
みてください。



贈り物

こんばんは!つくば市並木ショッピングセンターにある自家焙煎コーヒーと
イタリアワインの専門店 フレスタプラスあらの珈琲 焙煎人荒野です。


コーヒー好きの方へのクリスマスプレゼントや年末年始の贈り物の
準備はお済ですか?




今期は多少多めに仕入れることが出来たので「ゲイシャ」のギフトセット
リアル店舗、オンラインストア共に数量限定で販売致します。

パッケージデザインもちょっと遊んでみました。
コチラからどうぞ



今期はナチュラル精製(天日乾燥)された「ワイニー仕立て」といって
よりフルーツ感たっぷりな香りと爽やかな甘みをお届けできます。



自分で購入して毎日は飲めないけど だからこそ 贈り物としてご利用されると
喜ばれるとおもいます。

急遽発売開始です!

こんばんは!つくば市並木ショッピングセンターにある自家焙煎コーヒーと
ワインの専門店 フレスタプラスあらの珈琲 焙煎人荒野です。

先日パナマゲイシャとはどういうコーヒーかの説明をしまして、、、

今年は例年以上にテストローストも順調に進みました。

まだ~という
多数のリクエストもあったので前倒しで11/23(祝)よりゲイシャコーヒー販売開始します!


■パナマ「トンコキゲイシャ・ワイニー」
(中煎り/ハイロースト)
もちろん荒野が焙煎する「ゲイシャ」は「スッパイだけ」でなく
フルーティな甘酸っぱさをお楽しみいだたけます。

ゲイシャ
※↑のバナーをクリックすると商品ページに飛びます。


今期は「ドンコキ」農園という単一エリアの極少量生産の「マイクロロット」ゲイシャです。

そして収穫後の精製も「ワイニー(ナチュラル)」製法なので例年以上のフルーツ感と
ほんのりとワインのニュアンスも感じれる 冷めてくると味わの変化も楽しめる。
「ゲイシャコーヒー」です。




生豆もいかにも!、、、、、




テスト焙煎の模様、、、、ホント良い香りだったのですよ~~




2017の締めくくり

こんばんは!つくば市並木ショッピングセンターにある自家焙煎コーヒーと
イタリアワインの専門店フレスタプラス@あらの珈琲 焙煎人荒野です。


2017の締めくくりとして今期もクリスマス限定ブレンドを作りました。

「深煎りだけど飲みやすい!」寒い季節に絶対にウケる味わいです。

爽やかなフルーティなコーヒーがお好みのあなたには向いてないですね。

しっかりとコクを感じ、後味が優しくフィニッシュするようなコーヒーなので

ストライクゾーンは広めだと思います。



12/25クリスマスまでの限定販売ですのでご興味あるあなたは
ぜひ飲んでみてください。






◇MISCERA DI NATALE LIMITATA CAFFE
※イタリア語でクリスマス限定ブレンドという意味です。 イタリアワインやってるノリで
 今期はイタリアンなノリです。(笑)

(深煎りブラジル、中深煎りコロンビア、中煎りブラジル、中煎りエチオピアモカ)
の4種ブレンドです。 


100g 700円+TAX 200g 1400円+TAX

老舗の魂

おはようございます。つくば市並木ショッピングセンターにあるコーヒーと
イタリアワインの専門家 frestaplus@あらの珈琲 焙煎人荒野です。



とうとうというか  やっとというか  念願の 薄口のコーヒーカップが
フレスタに登場しました。




石川県の老舗陶器メーカー NIKKO
「エクズィット」シリーズのカップです。

昨年マンダリンオリエンタル東京で朝食ブビュッフェで出会い
恋焦がれていました。



今まではカジュアルの少しボテっとしたマグでしたが


やはり口当たりが全然違いますね。





せっかくなんで、、、ぜひぜひコーヒーに来てくださいね

年に一度の縁起物VOL2




前回の続き、、、、


パナマに渡ってきた「ゲイシャ種」でしたが、、、、、


パナマ国内で広まったように思えたゲイシャ種ですが、当時は魅力のない品種として人気がありませんでした。
その最たる理由が収穫量です。ゲイシャは収穫量が少なく、非効率的と見放されてしまったのです。


その結果、パナマではカトゥーラやカトゥアイといった高収穫量の品種によって、広まりつつあった
ゲイシャ種が埋もれてしまったらしいです。


また、パナマ以外のラテンアメリカ諸国では、1970~80年代にかけて「さび病」
という植物病が大流行し、当然ながらコーヒーの生産にも支障が出てしまうことになります。
そのため、収穫量も少なく病気に見舞われてしまったゲイシャは、壊滅しました。




【ゲイシャ再び、、、、】

ゲイシャの名は世界から一度忘れられた存在となりましたが、2004年“再発見”されたのです。
それが、パナマのエスメラルダ農園が品評会に出したゲイシャ種です。

品評会で取り上げられるや否や、ゲイシャ種の持つジャスミンに例えられるユニークな個性は
、一気に世界に名を轟かせたのです。

「ゲイシャショック」って言われているやつです。




ゲイシャショックが起こった背景には2つの要因があります。

まず2001年からパナマでコーヒーの品評会「ベスト・オブ・パナマ」を開催し、一躍ゲイシャ種が認められ、
高品質へと歩み始めたことにあります。これは、スペシャルティコーヒーの生産を後押し
することにもなっていきます。

そして、当時のパナマコーヒーへの評価です。当時のパナマコーヒーは高品質であったものの、
個性が弱く平凡だと評価されていたのです。そのため、ゲイシャの強烈な個性は、世界においての
パナマのコーヒーマーケットにショックをより強めたのです。

今日も続く、ゲイシャ伝説

その後の品評会(ベスト・オブ・パナマ)では、エスメラルダ・ゲイシャ一強の時代が続き、
2007年には「1ポンド=$130(1kg≒3万円)」で、世界最高落札価格を更新しました。





その結果、2008年からはエスメラルダ・ゲイシャだけのオークションが開かれるという特別扱いにも至っています。今日でもエスメラルダ・ゲイシャのオークションロットとなると、他を引き離す高価格で販売されています。

このようにして、ゲイシャが神格化されたかのように、一気に高評価な品種として扱われるようになったのです。


これらが今の人気絶頂のコーヒー「ゲイシャ」の歴史背景です。



そして今季、荒野が焙煎する「ゲイシャ」は

「ドンコキ ゲイシャ ワイニー」という 極少量生産のマイクロロットです。

ワイニーと言われるナチュラル天日乾燥された 生豆も見るからにフルーティさを
醸し出しています。


次回はフレスタのゲイシャ 荒野が焙煎するゲイシャについて
ご紹介します。 楽しみにしていてくださいね。



年に一度の縁起物

こんばんは。つくば市並木ショッピングセンターにあるコーヒーとイタリアワインの
専門店 フレスタプラス@あらの珈琲 焙煎人荒野です。


あなたは あの香りの記憶 覚えていますか?

今年も年末のイベントとして パナマ・ゲイシャコーヒーを販売します。










本日テスト焙煎した模様。
向かって左側から 生豆の状態 1ハゼ手前(中央) 1ハゼちょっとしたとこ(右)

ワイニー精製らしい果肉の香りが焙煎中からもハッキリと感じました。


今期は「超マイクロロット」のゲイシャワイニー(ナチュラル精製)


※マイクロロットとは、、
通常、収穫されたコーヒーの実は、産地や収穫時期がある程度同じのものであれば、
それを一括りにし、その後の生産処理過程に進みます。コストは抑えられるものの、
生育環境の微妙な差(気候や地質)によって生じる個性が失われてしまいます。

それを解決するための方法が、マイクロロットという考え方です。大規模な生産ではなく、コーヒーの個性を最大限活かすべく、小規模の区切りで一銘柄とし、
その豆に合わせた生産処理を行ないます。


輸入量も極端に少なく 超レアなコーヒー豆っていうことです。



近年 スタバやローソンでも販売するようになって、より「ゲイシャコーヒー」が
身近になったようですが、、、そもそも「ゲイシャ」が何かご存知でしょうか?地域名でも、
農園名でも、ブランド名でもありません。ゲイシャは栽培品種です。


コーヒー好きなら
「ティピカ」や「ブルボン」といった名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
これらもゲイシャと同じく、栽培品種です。



【ゲイシャの歴史】

これだけパナマゲイシャがメジャーになってくると
ゲイシャ種はパナマで生まれた品種と思われがちですが、実はそうではありません。
エチオピア南部にある「ゲシャ」という地域に生えていた品種です。
このゲシャが訛って、ゲイシャ種と呼ばれるようになったそうです。

ゲイシャ種というとパナマのイメージが強いのは、原産地がエチオピアにもかかわらず、
実際にゲイシャ種が有名になったのはパナマだったからです。



エチオピア原産のゲイシャ種がパナマに持ち込まれたのは、1963年。
そのきっかけは、1950年代にIICA(米州農業協力機構)が中米のコーヒー産業振興のため、
ゲイシャも含めて多種のコーヒー豆をコスタリカの研究所に持ち込んだためと言われています。

その後、パナマコーヒーの父親ともいわれる「ドンパチ農園」が、コスタリカからゲイシャ種を持ち込みました。これがパナマ初のゲイシャだとされています。その後、パナマ政府がゲイシャ種を農園に無料配布した結果、
パナマ国内で広まっていったのです。

しかしゲイシャの栽培は長くは続きませんでした。、、、、


つづく。