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同じ焙煎プロファイルでも、味が違う理由

  • 珈琲豆
  • 2026年02月01日

同じ焙煎プロファイルでも、味が違う理由

 

コーヒー焙煎の世界では
「同じ温度、同じ時間、同じプロファイルで焙煎すれば、同じ味になる」
そう思われがちです。そう思っている方も多い。

実際、焙煎において温度や時間、プロファイル管理はとても重要です。
私自身も、再現性という観点から数字やプロファイルは絶対に必要だと考えています。(ひとつの指標になります)

感覚だけに頼った焙煎や、
「職人の勘で煎ってる!」といった曖昧な自慢話には、正直あまり賛成ではありません。

ただ一方で、現場に立って焙煎をしていると、
同じプロファイルを使っても、味が微妙に変わる
という現象に何度も出会います。というかその事が理解出来ず何年も苦労した経験があります。

その大きな要因のひとつが、外気の違いです。

夏と冬では湿度がまったく違います。空気の重さも違えば、風の冷たさも違う。
それによって焙煎機内部の空気の流れ方や、熱の抜け方が変化します。

プロファイルの数字は同じでも、
焙煎機の中で起きている現象は、実は毎回少しずつ違っているのです。
(焙煎機内の蓄熱が要因で1回目の焙煎と4回目の焙煎でも異なります。)



↑のこの画像を撮影した当時は、ショボかったなぁ~~@荒野

だからこそ荒野は
数字を基準にしながらも、焙煎中の豆の表情や香りを必ず確認します。

これは「感覚に頼る」ということではありません。
数字だけでは拾いきれないズレを、その場で確認・補正するための工程です。
さらにそのズレを補正する為の具体的なテクニックも伝授されています。

昨年の事です。​​ある整形外科で診察を受けたときのことを思い出します。
その際医師からはレントゲンやMRIを撮影し、画像を見ながらの説明はありましたが、実際に荒野の身体を触ったり、痛みのある箇所を診たりすることはありませんでした。さらに荒野の顔を見る代わりにPCの画面を終始見ていました。

もちろん画像診断は重要です。
ただ、画像所見と実際の症状が必ずしも一致しないこともあります。
荒野の症状も画像とは違うとおもいます。

焙煎も、どこか似ている気がしました。

データは大切。
でも、データだけでは完結しない。

私たちは焙煎プロファイルを売っているのではなく、
コーヒーそのものを販売しているのですから。


最後の最後「釜出し」の部分だけは、どれだけ『タメ』をつくれるか?
我慢出来るか?? 不器用な方の荒野だから理解出来るまでに10年掛りました。