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「派手じゃない。でも、最後の一口まで美味しい。」コーヒー。

  • 今月のおすすめ
  • 2026年07月07日

焙煎人がブルンジに惚れた理由。

 

今月おすすめコーヒー
ブルンジ ブテガナ・ウォッシングステーション

あなたにお贈りしたお便りにも書きましたが、


55歳になった今でも、
新しいコーヒーとの出会いにはワクワクします。

今回のブルンジも、
まさにそんな一杯でした。

正直に言うと、
焙煎前は

「ブルンジかぁ。」

そんな程度でした(笑)


ところが焙煎して、
一口飲んだ瞬間、

「えっ!?こんなに美味しいの?」

思わず声が出ました。


美味しいコーヒーって、実は派手じゃない。

焙煎をしていると、

個性的なコーヒーにもたくさん出会います。

例えば、

ストロベリーモカのように
華やかな果実感が前面に出るコーヒー。

そして以前ご紹介した
アナエロビック(嫌気性発酵)のように、

「こんな味になるの!?」

と思わず驚くようなコーヒー。

もちろん、
そういうコーヒーも大好きです。

でも、

ブルンジはちょっと違いました。

 


どこか一つが突出しているわけじゃない。

柑橘を思わせる爽やかさ。

透明感のある後味。

やさしい甘み。

口当たりのなめらかさ。

どれか一つが飛び抜けている訳ではありません。

でも、

全部が高いレベルでまとまっている。

この"バランス"こそが、

本当にクオリティの高いコーヒーなんだと思います。

まるでオーケストラ。

誰か一人が目立つのではなく、

全員が最高の演奏をしている。

そんな印象なんです。


ブルンジという国だから生まれる味

ブルンジは東アフリカの小さな国ですが、
標高1,700〜2,000m近い高地と火山性土壌に恵まれ、良質なアラビカ種が育ちます。

さらに、完熟した実だけを収穫し、ウォッシングステーションで丁寧に水洗処理することで、ブルンジらしいクリーンな味わいと柑橘系の明るい酸、甘さのある余韻が生まれます。

今回ご紹介しているブテガナ・ウォッシングステーションも、そんなブルンジの魅力をしっかり感じられるロットです。


焙煎人の仕事は「足す」ことではありません。

私は、

焙煎で美味しくする。

とは考えていません。

コーヒー豆が持っている

本来のポテンシャルを

どこまで引き出せるか。

そこが焙煎人の仕事だと思っています。

火力を少し変える。

時間を少し変える。

何度もテイスティングして、

この豆が一番輝くポイントを探していく。

この時間が本当に楽しいんです(笑)


だから、この仕事はやめられません。

先月はベネズエラ。

そして今月はブルンジ。

こんな素晴らしいコーヒーに出会えるたび、

55歳になっても

「まだ知らない世界がある。」

そう思わせてもらえます。

だから、

この仕事はやめられません。

そして今回も、

自信を持って言えます。

「これはぜひ、あなたに飲んでもらいたい一杯です。」

ぜひ店頭で、

この"派手さではなく完成度で魅せる美味しさ"を味わってみてください。



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