今、ボクがコーヒー屋を続けていられ理由。
- お知らせ
- 2026年10月20日
こんにちは。あらの珈琲、焙煎人の荒野です。
11月7日・8日の「つくばコーヒーフェスティバル」。
今年もあらの珈琲が出店します!
飲み比べには、毎度おなじみ、ウチの人気NO.1「ストロベリーモカ」。
そして今回は、そのストロベリーモカを深煎りした「深モカ」も登場します。
同じ豆でも、焙煎によって変わる香りや味わい。
ぜひ、この2つを飲み比べていただきたいんですが……
今日は、そのコーヒーにつながる昔話を少し。
ストロベリーモカも、深モカも。
その焙煎を教えてくれたのは、オレの師匠です。
今、フレスタプラス@あらの珈琲が在るのも、コーヒー屋を続けていられるのも、この師匠と知り合えたからこそ。
本当に、それに尽きるんです。
2010年、開業間際のこと。
『究極の焙煎術』という本を手に取りました。
ところが、読んでみても何がなんだか、さっぱり理解できない……。
しかも、そこには、焙煎を簡単に考えて開業する人への厳しい言葉が書かれていました。
そんなに甘い世界じゃない。
安易に始めても、3年ほどで廃業に追い込まれる。
その覚悟なら、開業はやめたほうがいい。
当時のオレには、そんなふうに響きました。
……で、そこからその本を開くことはなくなりました(笑)。
でも、不思議なことに。
開業してからも、あの本のことは、ずっと頭の片隅に残っていたんです。
自分では、まぁまぁのコーヒーを焙煎できているという自負はありました。
ただ、このまま続けていても、いずれどこかで壁にぶち当たるだろうな……とも感じていました。
そして、なぜか、
「たぶん、この著者とは、いずれ会うことになるんだろうな」
そんな気がしていたんです。
開業して、もうすぐ1年を迎えようとしていた頃。
当時のツイッターで、その著者を見つけました。
断られるだろうなぁ〜と思いながらも、思い切ってDMを送りました。
「焙煎を教えていただきたいです」
すると、返ってきたのは、
「自分が焙煎したコーヒーを持って来てください。駅まで迎えに行くので」
という返信。
マジっ!!
数週間後、自分で焙煎した5種類のコーヒー豆を持って、訪ねました。
もちろん、覚悟はしていました。
あの本を書いた人ですからね……。
たぶんダメ出しされる。それも、どれくらいこてんぱんに言われるんだろうかと(笑)。
持っていった豆を、その方が自ら淹れて、飲んでくれました。
オリジナルブレンドNO.1と、エチオピアモカ。
今でも、あのときのことは鮮明に覚えています。
「今、どれくらい焙煎してるの?」
「開業して1年です」
すると、
「かなり努力したんだね。かなりまともだよ」
……めっちゃ嬉しかった。
天にも昇る心地って、こういうことかっ!!
本当に、そんな気持ちでした。
自分なりに試行錯誤してきた1年を、認めてもらえた気がしたんです。
そして、その1週間後。
今度は、その方がつくばまで来てくれました。
ウチの焙煎機を使って、焙煎を教えてくれたんです。
開業前に手に取り、難しくて閉じてしまった本。
その本の著者が、オレの師匠になりました。
そこから先も、いろんなことがありました。
書き始めたら、かなり長い物語になりますが……それは、またいつか。
ただ、これだけは間違いありません。
あの出会いがあったから、今のフレスタプラス@あらの珈琲のコーヒーがある。
店を継続出来てる。
ストロベリーモカも、深モカも、その出会いからつながっているコーヒーです。
教わったことを、自分の焙煎でどう形にしていくか。
今も、その積み重ねです。
11月7日・8日、つくばセンター広場で開催される「つくばコーヒーフェスティバル」。
いつものストロベリーモカと、
それを深煎りした深モカ。
同じ豆が、焙煎でどう変わるのか。
2つのモカを、ぜひ楽しんでみてください。
